最近の私の決意表明。
それは、「本を購入する!」ということ。
それも、「必要な本は絶対に購入する!」ということ。
「それが、なに?」
という疑問符が、あちこちから飛び出してきそうだが、
とにもかくにも、
そう決めてしまった。
それは具体的にはどういうことかというと。
ここ数年程、節約に励んでいた私。
子供たちに「今月の本」というルールを決め、
毎月1冊、好きな本を買ってあげていたのだ。
しかし、1冊ではどうしても、「この漫画の1巻のみ」とか、
少々物足りない感じだった。
それがうすうす分かってはいたものの、
どうしても本の購入資金は後回しにしてしまい、
食費だとか子供服だとか、
予算はそういうものに振り分けられていた。
そして気が付けば、長女は小6、
来年はいよいよ中学生になる。
そこではたと気が付いた。
「今の時期、小学生のうちに読ませたい本、
節約の為に買わないで来たけど。
もうそろそろ、
年齢的にアウトになっちゃうんでは?」と。
実は私、自分の子供の頃に夢中になった本があった。
「こども百科」という数十冊の図鑑のようなシリーズもの。
これでもか、これでもか、と読みまくった。
今は実家にあるのですが、ものすごく傷んでいる。
でもそれは、擦り切れるほど読んだ証拠。
いうなれば、私の勲章のようなもの。
誇らしさすら、覚えるのだ。
つねづね私が思っているのは、
「きれいに保存される本があってもいいとは思うけど。
私は、本を使い倒して、自分の血肉にしていきたい」ということ。
本の内容が自分の人生に入り込んでこそ、
その本の読んだかいがあるというもの、
だと思っているのだ。
もちろん、大好きな作家さんの本など、
きれいに保管しておくのもいいと思う。
でも知識を取り入れる系の本は、
じゃんじゃん読みまくるのがいいのではと、
私自身は思っている。
そうして、自分の子供時代を思い返してみて、
やはりここは、お金の出しどころではないかと、
思い始めた。
このまま長女が中学生になり、
私のおすすめ本を読まないまま大人になることに、
かなりがっかりする予感しかなかった。
それならば。
後からかなり落胆するならばと、
腹をくくって、本を購入することに決めた!
その購入する本の種類は以下のような感じ。
では、どうぞ。
その1、
「ネオ、こども図鑑シリーズ」
こども百科のような本が欲しいと思い、
探してみたところ、
小学館から出ている、「ネオ、こども図鑑シリーズ」があった。
これは見本があったのでいくつか見て見て、
内容もかなり面白く、分かりやすく、
これはいい!となった。
小学校の入学前の子供向けみたいなのだが、
少々の表現の幼さはあれど、
内容は大人が読んでも興味をそそられるもの。
これなら、と思ってまずは3冊購入した。
買ったその日から次女が読み始め、
「この本、おもしろーいー!」
と夢中になっていた。
毎日毎日読んでいて、
「ひまな時はこれ読むわー」
と言ってくれていた。
いやー、うれしいのなんのって。
母親冥利につきるわ。
そして何より、読んでいる姿を見ていると、
幼いころ、こども百科を夢中で読みまくっていた頃の自分と重なり、
「ああ、親子なんだなあ」
と思わずにはいられなかった。
私の実家の母も、こうして楽しく本をあたえてくれていたんだなあと、
親への感謝を感じずにはいられなかった。
その2、
「かぐやさまは告らせたい」
「スパイファミリー」
「推しの子」
漫画の分野も、
本人が興味があって、ある程度の人気作ならば、
読んでいて損はないだろうと思い、
出来る限り購入していこうとしている。
「なぜ、漫画まで?」
と思う方もおられるかもしれないが、
漫画って、侮れない。
実は私、子供の頃はわりと、語彙力があって、
それはほとんど漫画から教えてもらったもの。
難しい言葉を「勉強」だと思うと面倒ですが、
「漫画のセリフ」だと思うと、
そのまま楽しく覚えて、忘れなかったりする。
楽しいことは、記憶に残るもの。
小難しい本ばかり与えても、
子供本人に興味がなければ、
一向に読んでもらえない。
そして下手をすると本自体が、
難しくていやなもの、になってしまう可能性もある。
それは非常にもったいないのだ。
大人も子供もお互いに歩み寄る。
その姿勢が大事かなと思っている。
何を隠そう私の母は、大の「ガラスの仮面」ファンで、
私が小学生の頃押し入れに隠していて、
私、みつけちゃったのだ。
そして観念した母が出してくれたのだが、
かなりの数を所有していることが判明。
子供ながら半ばあきれながら、
でも一気に現れたその面白い漫画を、
私も夢中で読んだのだ。
面白い本に、大人も子供もない。
そんな風に思ったことを、思い出す。
その3、
「小学校って、こういうところ」
「ちゅうがっこうって、こういうところ」
「学校へいきたくない君へ」
「片付けのできる本」
うちの二人娘はなかなかコミュニケーションが苦手。
なので、いろいろはハウツー本も購入している。
本音は「くまなく読んで」と言いたいところだが、
あまり押し付けては逆効果なこともある。
「こんな本、買ったよー」
といって机にぽんと置いておけば、
ひとまず、一回は手に取って、
ぱらぱら開いてくれたりする。
めくっただけで読んでくれなくても大丈夫。
気になったなら、またしばらくして、
一人で読んでいる。
それでいいと思っている。
子供は、あまのじゃく。
それを分かってさえいれば、
情報提供するだけで、
なにかしらの手助けになっているような気がするのだ。
その4、
「漫画 日本の歴史」
「残念な日本史」
「ざんねんな生き物図鑑」
この手のお勉強系の本は、
あまり私の子供の頃には家になかったように思う。
でも今はこういうのが流行していて、
わりと面白いので、
楽しいから買ってみた。
小6は歴史の授業も始まるので、
まあ、なにかしらの良い影響があればいいかなと
思っている。
と、まあ、いろいろ買っている。
たまに「買いすぎ?」とも思うが、
家計がひっぱくしない限りは、
ある程度、思い切って、購入しようと思っている。
「小学校時代をどう生きるか、なにを学ぶか、なにを考えるか」
それが何より大切だと思っている。
このブログのタイトルに「遊び」と「学び」の文字が入っているのは、
それが明確に分かれているからではなくて、
小学生時代は、遊びも学びも混在して、
わちゃわちゃとしているから。
遊びながら、学び、
学びながら、遊ぶ。
その両輪がそろってこそ、
楽しい小学校生活になると思っているのだ。
だから。
パパに怒られない程度には気を付けるけど、
長女が中学になる前まで、あと半年は、
ちょっと思い切って、
必要だと思う本は、
購入していきたいと思っているのだ。