冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

【調理】長女の朝食作り

先日は長女が家族のために朝食を作ってくれた。

その様子を少しお話。

 

出来上がりは、下のような感じ。

果物だけは私が用意しましたが、

後は全て長女の考えた献立。

 

ほうれん草がなくのでキャベツにしたり、

しめじがなかったのでエノキダケにしたり、

微調整は私がお願いしたものの、

あとは長女が自分一人で考えたもの。

 

 

材料は、こんな感じ。

ありあわせの、キャベツ、エノキダケ、ウインナーを使って、

コーン缶とロールパンだけは足りないので購入して、

用意した。

 

 

自慢じゃないけど、ものすごく手先の不器用な長女。

私は鉛筆削りをカッターで、すいすいっとしていたのだが、

長女はカッターだの包丁だの、刃物が代の苦手だ。

「こわーい、こわーい」

を連発して、正直、

「ここはまだ、怖いところじゃないんだけどなー」

と思ってしまう。

 

例えば、ウインナーを2つに切るのなんて、

「そんな難しいものなの?」

と思ってしまう、私としては。

それでも本気で怖がっているので、

「がんばれー、すぐ切れるよー」

と応援して、なんとか切ってもらう。

 

キャベツなんかさらに大変で、

「あーあー、むずかしーいーよー」

と、手よりも口の方がよく動いていた。

確かにキャベツはちょっと切りにくいかもしれないけれども。

私としては、怖い怖いと、叫ぶほどではないんじゃないかなー、

と思ったりもする。

それでも、キャベツを切らないと先へ進めないので、

「大丈夫だよー、切れてる、切れてるよー」

とひたすらに声援を送るのだ。

 

「この子、小学6年生なんだよな?

来年、中学生なんだよな?

調理実習、大丈夫かいな?」

と母親としてはかなり心配が大きくなっていく。

しかし、時は止まってはくれない。

半年後にはいやがおうにも中学生になるのだ。

そう思うと、

「今回の朝食づくりは、いい勉強になる」

ということで、中学に向けて練習しているのだと

自分に言い聞かせ、応援していった。

 

キャベツとコーンとエノキダケをフライパンに投入して、

フライパンを振ることを教えた。

最初なので、サラダ油は私が入れて、

材料を長女に入れてもらい、

あとはフライパンを振ってもらった。

途中で長女が、

「ママ!塩こしょう、してっ!」

と言うので、言われるままに振り入れて、

キャベツがしんなりしてきたら、

ガスを切ってもらった。

「ふーうー、できたー」

長女の心からの安堵の声が漏れて、

なんだかかわいかった。

なんだかんだで、

長女は調理を楽しんでいたようだった。

 

今回の調理は金曜日の8時頃だったので、

主人がいないので、実食は私と二人娘の3人で行った。

キャベツ炒めの味付けが、塩コショウだけなので、

実はそんなに期待していたわけではないのだが、

いざ食べてみると、なんだか、とっても美味しかった。

なんでだろう?と一瞬考えて、

「ああ、コーンの味が生きているのか」

とその理由に納得した。

それを狙ってのコーン缶なのかは分からないが、

結果としてはとても良かった。

 

作り主の長女は、

特にキャベツ炒めの大作にいたく感動して、

「おいしーいー!また食べたーいー!」

と絶賛していた。

しかし。

「ママー、材料まだあるから、今度作ってー」

と言われた時には、

うん、といいつつ、

またね、とお茶を濁してしまった。

私は人のルールを取り入れるのが苦手なのだ。

気分が乗れば作るかもしれないが、

その可能性は低いかもしれないなと、

思ってしまった。

 

お姉ちゃんの作った朝食を、

次女は完食してくれていた。

長女のように絶賛するわけではないけれど、

ぺろりと平らげてくれていることが、

なによりの高評価だなと思った。

いつも競争ばかりしている長女に対して、

ちょっと対抗心があったのかもしれないが、

美味しいキャベツ炒めで、

ひとまずそれは認めてくれたようだった。

 

「おいしいね、コーンがいいね」

と私が自然に誉め言葉を口にすると、

長女はうれしそうに

とってもいい笑顔を見せてくれた。

 

ほめるから、いい子になる。

いいこになると、またほめたくなる。

それの繰り返しになってしまえば、

いろいろとうまくいくのかもしれないね。

 

友達でも知り合いでも、

子供の友達でもママ友さんでも。

相手がだれであれ、

大抵の場合はほめるのが得意な私なのだが。

こと自分の家族に対しては、

なかなかと言えないのが難しいところ。

 

これが、誰か他人に対して、

「自分の家族をほめてください」

と言われたら、本当に立て板に水のように、

すらすらと出てくるのだが。

本人を目の前にすると、

ほとんどその能力が発揮されないので残念だ。

心の中で、こんなに愛しているのに。

 

いつまでも、そんな言い訳をしていても仕方がないね。

だんだん大人に近づいていく子供たちに、

ママとして誉め言葉をあげることを

不得意がっていてもだめだよね。

これからは、少しづつ。

ほめてあげたいなと思う。

決して上手に言えなかったとしても。

大人になってしまってから、

「子供のうちにほめとけばな」

なんて後悔しないように。

 

大切な家族たちに、

宝物の言葉をかけてあげたいと思っている。