冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

【イベント】夏祭りに行く

先日の土曜日に、うちの二人娘はパパと一緒に、

近所の夏祭りに出かけた。

疫病の影響でここ三年ほど見送っていたお祭りだが、

ようやく開催することができたよう。

全国的にも夏祭りや花火大会があるようで、

夏の賑やかさが戻ったようでうれしいね。

たしかに祭りの中止はさみしかったが、

こうして開催の喜びを実感できるという経験ができたことを思えば、

それなりに何かを残してくれたのかとも思ったりもする。

 

今回の夏祭りは久しぶりと言うこともあり、

二人とも洋服での参加となった。

「浴衣着たい?」

と聞いたところ、次女が、

「好きなお洋服を着ていきたい」

と言ったことも考慮した。

 

どうやら、洋服と帽子とバックと靴を、

トータルコーディネートして行きたいらしい。

後から聞いたら、長女は浴衣でも良かったらしい。

うーん、二人ともそれぞれ考え方はあるのだね。

来年は浴衣の良さ、浴衣ならではのコーディネートの

かわいさを教えてあげて、

是非、日本の輪の文化を楽しんでもらいたいなと思う。

 

そうしてパパと二人が出かけて、

私は一人でのんびりした。

夕方までに、行ったところと言えば、

郵便局、図書館やスーパーくらいだが、

なんとなくゆっくりしたかったのだ。

 

「小学校最後の夏休みだから!」

と鼻息荒く、地域のあらゆる小学生イベントに申し込みをした長女。

半分くらいは抽選に外れたものの、

半分くらいは当選したので、

あちこち、平日にかけまわっている次第。

車があればスイスイなのかもしれないが、

あっつい中、えっちらおっちら、自転車で移動するのだ。

時には、電車も使って、遠い道のりを行く。

 

ということで、今回の夏祭りは、

平日子供とふれあっていないパパにお願いをした。

 

子供だけでは近所の夏祭りは参加できないので、

パパが連れて行ってくれた。

ヨーヨーをしたり、スーパーボールすくいをしたり、

いろいろ楽しんだようす。

一緒に行った男の子が金魚すくいをめっちゃ取っていたと

パパが驚いたように教えてくれた。

あの子、すごいわ。

普段あまり人をほめないパパが、

感心したように話してくれた。

 

うちの子は、一人2つ、3つくらいで、

それでも自分が取ったヨーヨーがうれしいようで、

私に見せてくれた。

 

コロナの前は、子供会が食べ物の露店を用意していた。

かき氷や枝豆など、工夫して用意してくれていた。

でも準備がとても大変なので、

以前からその必要性が問題視されていたのだ。

そこにきてのコロナでの夏祭り中止、3年間。

正直、夏祭りの露店をしないことで、

助かるママさんたちも多かったように感じる。

 

今年から再開した夏祭りだが、

来年からはどうなるのか。

子供会の露店は再開するのか、中止になるのか。

気になるところ。

ただどのような形にしても、

夏祭りを楽しみにしている子供、

そしてママさんたちが、

無理なく楽しくできる行事であってほしい、

誰かがしんどい思いをしないといけない

ということがないようにと、

そんな風に思っている。

楽しむことが一番の目的なのだから。

 

私が子供の頃、今ほどはおもちゃもゲームもなく、

近所の夏祭りはとても楽しみな行事でした。

お面や綿菓子、飴におもちゃ、かき氷にジュース。

色んな露店が軒を並べ、

見ているだけでわくわくしたもの。

 

お店が多いので、気を抜くと、

祭用にもらったお小遣いはすぐに底をつく。

だから慎重に、慎重に。

欲しいものと、その金額とを計算して、

あまり慎重になりすぎると祭りが終わってしまうので、

時間もしっかり考慮して。

わくわくとドキドキの中、

自分だけの予算を自分だけで消費する楽しさを

覚えたものだ。

 

あの頃、私は浴衣を着ていたのだろうか。

あの頃、私は何を好んで買っていたのだろうか。

あの頃、誰と祭りにいったのだろうか。

あの頃、どんな空気感だったのだろう。

 

すべての事を鮮明に、

思い出すことなど、もうできない。

そしてその必要性も感じてはいない。

ただ言えることは、

「小学生の近所の夏祭りは楽しかったんだ」

そう思い切り言えることが大切なのだ。

 

たとえば、友達とちょっとうまくいかなくても。

たとえば、かき氷をちょっと地面に落としたとしても。

そんなことの、ひとつひとつが、

きっと楽しい思い出となるのだから。

大切なのは完璧に素敵な夏祭りの自慢話ではなく、

なんでもないけど胸に残る暖かな気持ち。

 

「いーわねえ、娘さんが一緒に来てくれて」

と近所のおばさんに言われて、

まんざらでもないふうの母の態度を、

今でもなぜか覚えていたりするのだ。

私は母が大好きだったから。

とてもうれしかったのだ。

 

「どれにしようか、迷うー」

と露店の前にしゃがみこんで、

どのアメにしようかと真剣に悩んで、ようやく、

きれいなスカイブルーのアメに決めた時のうれしかった気持ちとか。

優秀普段な自分が好きなものを選べたからとか。

とてもうれしかったのだ。

 

夜の8時を過ぎて、

3人が帰宅してきた。

「花火が上がったのー、きれいだったー」

と教えてくれた。

置き型の花火中心だったけれど、

何発かは打ち上げるものがあったらしく、

近所の夏祭りも頑張っているようだった。

 

「くじびき、当たったのー」

そう言って、もらった景品を見せてくれた。

子供会でもらった夏祭りのチラシについている番号で、

どうやら3等が当たったらしいのだ。

 

中身は、洗剤やらラップやら、ゴミ袋やら。

主婦向けのものばかりだったが、

当たったことがうれしかったようだ。

 

つかれた、つかれた、言っていないで、

一緒に行ってあげれば良かったかな。

ちょっと反省したりもした。

でもひとまず、二人娘は楽しんだ模様。

なので母としては、これはこれで良かったことにしよう。

 

完璧には出来ない小学生の子育て。

ひとまず、皆が笑顔なら、それで良しということにして。