冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

【調理】長女とホットケーキ作り

 

先日。

次女が療育に行っているので、

長女と一緒に過ごした。

朝の9時半に次女が車で出かけてから、夕方の4時半まで、

長女と二人きり。

あれしたい、あそこ行きたい、

などと色々言ってきたのだが、

ひと通りの家事、いわゆる朝食と片付け、掃除、洗濯、

などを終えると午前10時半頃になっていたので、

この暑さの中自転車でのお出かけは無理、と断っていたのだ。

車を運転しない私にとって、

この猛暑日の続く日々は、

いかに出かけないで済ますか、

が最重要課題なのだ。

 

ということで、だらだらとテレビのバラエティの録画を見たり、

本を読んだりしていたのだが、

気が付けば、お昼ご飯の材料がないことに気が付いた。

用意する時はたいてい、

飛竜のラーメンか、おうどんか、パンか、

なにかしら買っておくのだが、

今日は何も用意していなかったのだ。

 

かといって、10時半から外に買いに行くのは無理。

どう考えても、行って来たら、

全身が汗でびしょ濡れだ。

なんなら、ちょっと熱中症気味になっているかもしれない。

先日、ちょっと頭がくらっとして、

「これは、もしかして?」

ということもあったので、

今日は用心をせねば、と気を付けていたのだ。

 

「どうしよう?お昼ご飯がない」

困って色々考えた結果、

私の出した結論は、

もちろん、買い出しに向かうのではなく、

あり合わせで、ちゃちゃっと済ませて、

しれーっと昼食を終わらせること。

そのために考え出した案は、

「ホットケーキを焼く」

だった。

 

今までさんざん焼いてきて、

だんだん飽きてきた二人娘は、

「ホットケーキ、飽きた。いらない」

と言っていて、しばらく残っていたのだ。

だいたい時間を置くと、

ちょっとは食べてくれる娘の特性を生かし、

なんとか「ホットケーキにするね」と説得し、

無事に昼食が決定した。

おかずは、これまたありあわせのソーセージ、

切って揚げただけのフライドポテト、

そして、果物はキウイ、という組み合わせで、

長女の了承を得た。

 

最初は自分で作ろうかと思っていたのだが、

そばに来た長女が

「卵、割るー」と言ってきて、

私もふと気が向いて、

「作ってみる?」と聞いてみた。

すると、「作るー」と言うので、

共同作業にしてみた。

 

ボールと卵を長女に渡し卵を割ってもらい、

それに牛乳を計って入れてもらい、

泡だて器を渡してかきまぜてもらい、

ホットケーキミックスを入れて混ぜてもらい、

そこまでしてから、

あとは私が焼くことにした。

とはいえ、ちょっとお勉強してほしくて、

「そばで見ていて」

と見ることをお願いした。

本当は焼くのもしてもらうと学びになるのだろうが、

とてつもなく怖がりで不器用で、

とてもじゃないけど、

ガスコンロにフライパンという調理器具では、

危なっかしくて任せられない。

もう少し小学校などで学んでから、

また家で教えてあげようと思った。

 

フライパンに生地を入れて焼いていくとき、

几帳面な長女は袋の説明書きを読み、

「表側を弱火で3分焼くんだよー」と言って、

タイマーをかけていた。

ピピピッと音がしたら、

「裏返して2分だよー」

とまたタイマーをかけて時間を管理してくれた。

おかげできれいなきつね色の焼き色のホットケーキが完成した。

 

ホットケーキが焼きあがり待ちに入ってから、

隣のコンロで始めたのが、ジャガイモを切って揚げるだけの

自家製フライドポテト。

先日二人娘が、近所の公民館的な場所でもらってきたジャガイモが

とっても美味しかったので、

昨晩の夕食に作り、今朝の朝食に作り、二回連続で作ったが、

子供に大好評だったので、

昼食にも作ってみた次第。

 

とはいえ、こんなに何回も揚げ物をするには理由があって。

実は先日、てんぷら鍋を買ったのだ。

今までの鍋があまりにも焦げが分厚くなり、

揚げるのに時間がかかり、油がすぐに汚れるので、

もう限界かな、と思って買い替えた。

そして、ついでに網状の揚げ物すくい器(名前が不明)も買った。

これが、もう、快適だのなんの、楽しすぎる。

揚げても油がきれいなままだし、

揚げ時間も短いし。

なにより小さいので後片づけも楽。

揚げものって、揚げるのよりも、

後片付けが面倒くさくて、

腰が重くなるんだよねー。

こんなに小さいとほんと、洗い物が楽で助かる。

さらに、網状の揚げ物すくい器で楽々、揚げたりすくったりできる。

ということで、3回連続でフライドポテト。

昨晩の夕食の時に、次女に、

「お母さんの料理で一番好き!」

と言われて、ちょっと複雑な気持ちになってしまったけど、

「他になかったん?もっと手の込んだもの作ってるじゃん?」

なんてことを思ったが、

今回も昼食の付け合わせに、フライドポテト、作ったよ。

 

あとはソーセージを焼いて、

キウイを切って、完成。

ホットケーキだけだと、

単調な味で飽きてくる娘も、

ソーセージやフライドポテトがあることで、

なんとか飽きずに最後まで食べてくれたようだ。

がんばっていろいろ作った甲斐があった。

 

うちの子は、長女も次女も、超不器用。

逆に、私自身は手先が器用で、

卵も右手でカパッと割る、

効率重視できる方なのだ。

だからこそ、余計に、

二人がもっさもっさと、たららんたららんと、

調理をしていると、

いつ指を切るかしら、いつ手をやけどするかしら、

と気が気ではなく、

神経がすり減りそうになるので、

出来る限り調理を手伝わせることはしてこなかったのだ。

 

本当は私だって、

二人娘と一緒に台所に立って、

わいのわいのと調理をしたい。

だてに家庭科教員免許を持っているわけではない。

機会があればいつだって、

いろいろ教えてあげたいのだ。

それでも。

けがをしそうな二人に対して、

積極的にガスを使ったり、包丁を使ったりは、

勧められなかったのだ。

 

でも今回は、簡単なことをしてもらい、

ガス使用時は、そばで「見ていて」と言って、

見てもらった。

こうしたことを繰り返していけば、

近い将来、一緒に何か調理ができるような気がしてくる。

一日一日どんどん成長していく娘たち。

またいろいろとやっていきたいなと思う。

 

本日の昼食の、長女の感想はもちろん、

「おーいーしーいー!」だった。

うれしいね。

「あなたが作ったんだよ」

と言ってあげると、さらにうれしそうに笑顔で、

「おいしーーーいーーー!」と満足気だった。

また作ろうね。

一緒に作って、美味しく食べようね。