冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

養蜂場へバス旅行

 

 

 

こんにちは、冬菜かしこです。

今日はあたたかな陽気で、過ごしやすい一日でした。

 

小学校でもらったチラシから、「養蜂場バス旅行」に応募し、そして当選し、

無料で行けることになりました。(どうやら応募者全員行けたらしい)

朝8時に出発ということで、本日は朝5時半起き。

朝食食べて、車で集合場所まで行き、

バスに乗り込んで家族四人で日帰り旅行に行ってきました。

企画しているのが自治体関連の団体なので、

なんとなく安心して、のんびり気分で出かけました。

 

この旅行は「エコについて」のバス旅行なので、

エコを意識した場所をめぐるということで、

最初は「材木加工場」の工場見学に行きました。

 

まず、木についての説明がありました。

最近は、木造建築も多くなってきて、

昔では考えられないような超高層ビルの木造の建物があるそうです。

そして半年前には不足していた木材が、

今は余っていて、世の中の情勢によって左右される難しさがある、

とのことでした。

他には、切出された木の上下の見分け方だとか、

寒い地方の木は固いのだとか、

日本の檜は海外で人気だとか、

ヨーロッパの木材を多く輸入しているだとか、

いろいろと教えていただきました。

 

小5の長女も小3の次女も、積極的に手を挙げて、

意見を述べたり、疑問を投げかけたりしていました。

普段、こんなふうに真面目に意見を述べる姿を見ないので、

「なんだ、きちんと自分の頭でいろいろ考えられるのじゃないの」

とうれしくなりました。

いつもは、たまに参観日で、少し発表するのをみるくらいです。

こんなふうに堂々と自分の考えを述べる姿など、

なかなかお目にかかれません。

次女はちょっと言葉が多くて、

適切に自分の考えを述べられない場面もありました。

それでも一所懸命に、自分の考えを伝えようと言葉を尽くしているのを見ていると、

心の中で「ガンバレ」と応援したくなりました。

 

普段はぐだぐだな時も多い二人娘ですが。

少しずつ成長しているその姿に、

思わず頼もしさを感じずにはいられませんでした。

 

その後工場内をぐるっと見て回り、

現場社員さんに工場のことを説明していただき、

材木加工場の見学は終わりました。

 

そして次はいよいよ、「養蜂場体験会」へと向かいました。

昼食を済ませて向かった養蜂場では、

まず最初に「蜂の巣」を見せていただきました。

といっても人工的に、透明なプラスチック容器の中に、

蜂を飼っているような感じで、

とてもかわいらしいものでした。

普段自宅の庭で見かける足長バチなどはちょっとひるむような姿ですが、

養蜂場のミツバチはわりと小さく、

かわいいな、という感じでした。

「蜂ってかわいいやんかー」と思わず蜂の印象が変わってしまいました。

 

その後、建物の中に入って、

木枠の中に蜂の巣を作っているものを持ってきてくださって、

「リアル蜂の巣」を間近で観ることができました。

「テレビでよく見る蜂の巣の木枠だー」と、

思わずテンションが上がりました。

それは二人娘も同じで、

間近で見る蜂の木枠に興味を持って見ていました。

やはり本物を見るというのは、

心の揺さぶり方が違うと、思わずにはいられませんでした。

 

それから養蜂場の社員さんが、その蜂の木枠を「かくはんする器具」にセットし、

遠心力で蜂蜜を取り出すのだと教えてくれました。

その作業は小学生の子供たちの「体験会」らしく、

一人一人がレバーを回していきました。

レバーを回すと木枠が回り、

遠心力で吹き飛ばされた蜂蜜が「かくはん器具」の側面につき、

その量が増えると重さで下に落ちていき、

どんどんたまっていくという仕組みでした。

長女も次女もうれしそうに並び、一人ひとりレバーを回し、

楽しそうにしていました。

やはり子供って「体験する」ということが好きなのでしょうね。

自分が回し終わってからも、ほかの子の様子を見ていました。

 

全員が回し終わると、今度はそれを瓶に詰めてお土産にする作業でした。

一人一人が、「かくはん器具」の下についている蛇口をひねり、

瓶に移すだけの作業です。

はたで見ていると、ただそれだけの簡単な作業です。

でもさきほど自分たちがかくはんした蜂蜜を入れるのがうれしいのでしょうね。

二人ともできた蜂蜜の瓶を持って、

うれしそうにカメラを構えた私の前で、

にっこり笑顔を向けてくれました。

「ああ、良かったね」

朝早くから来たかいがあるというものでした。

 

最後は蜂蜜を取った後の「蜂の巣」の残りで作った「蜂蜜の板」を使って、

「蜂蜜ろうそく」作りです。

三角形の蜂蜜の板の端に紐を置いて、

くるくるまいていくだけのシンプルなろうそくです。

それでも、色を付けた薄い蜂蜜のチップでデコレーションをするのは楽しく、

長女はパパと、次女はママと一緒に、自分だけのろうそくを作っていきました。

 

蜂蜜の瓶4つ、蜂蜜のろうそく4人分、しっかりお土産をいただき、

しっかりと楽しんで、養蜂場をあとにしました。

お土産屋さんものぞいたのですが、

今日の体験会は一般の人も出来るそうなので、

興味がある人がいれば、教えてあげたいなと思いました。

私の自宅からは車で1時間以上かかりそうなので、

ちょっと大変かもしれませんが。

 

おそらく、我が家では、テーマパークでもない限り、一時間以上もかけて、

こうした「体験会」に行くことはなかなかないと思います。

それでも「無料バスツアー」ということで、

参加させてもらって、良かったなと思います。

最近よく思うことですが、

自分の考えだけで行動すると、

どうしてもワンパターンになるなと。

だから、時には自分の選択しないものを選んで、

その予測しにくい状況を体験することで、

新しい知見が得られるような気がしています。

もちろん、それがすべてうまい方向に転がるとは限りません。

でも、決まりきったレールの外に、

何か予期せぬ楽しいことが待っていることもあるのだと思います。

わくわくを、自分から探しに行く。

たまにはそうした遊び心も大切だなと思った一日でした。

 

明日も面白い一日になりますように☆