冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

【エッセイ】妹喧嘩のゆくえ

先日。

予定していた歯科受診が、職員さんの疫病の濃厚接触者の関係で、

キャンセルになったとの電話が入り、

急遽、何も予定がない一日となった。

 

本当は歯科医院の後、昼食にスーパー内のパン屋さんのパンを買って、

出先で食べようとしていたのだが、

歯科医院がキャンセルになったので、

パンはやめるのかなと思っていた。

 

ところが、主人が「やっぱり、パン食べよう」と言い始め、

子供たちも賛同したし、私もわりと賛成だったので、

やはりパン屋にいくことになり、お昼前に出かけた。

 

スーパー内のパン屋さんは開いているものの、

フードコートは閉鎖中でした。

仕方なく近くの小さいショッピングモールに移り、

こじんまりとしたフードコートでパンをいただくことにした。

久しぶりのそこのショッピングモールは、

外から見たら、依然と全く変わらないように見えた。

でも中に入ると、いろいろと変わっていて、

大きな敷地部分を100円ショップが占めていたり、

新店舗準備中の壁が作られていたり、

以前とは様子がかなり変わっていた。

 

うちの近くには大型のショッピングモールがあり、

一度にいろいろ買いたい時には重宝する。

あちこち車を移動しないで済むので、

特に雨の日には助かる。

でも今日行った小型のショッピングモールは、

店内がこじんまりとしているので、

それほど歩き回る必要がなく、

疲れないので楽だったりするのだ。

 

二人娘が小さいころには、

粉ミルクやら、離乳食やら、紙おむつやら。

大きなママさんバックに詰めて、よくここに来たなと、

ふと思い出したりした。

 

小さな幼児だった二人娘と、

こじんまりしたフードコートでおやつを買い食いしたり、

お昼にはうどん屋さんでなかよくおうどんを食べたり。

子供が落としても割れない素材のしきりつきの平皿を買ったり、

カレー用の大型鍋を買ったのもここだった。

 

少し雰囲気の変わってしまった店内を見て、

少し寂しさを覚えたりもしたのだが、

そういう私達家族にしたって、

あの頃とは様子が変わっているのだから、

年月の経過を思っても、

仕方のない事なのかもしれないね。

 

皆で楽しくお昼はパンを食べ、

夕食は赤みその貝のお味噌汁と、手巻き寿司でおいしく頂いたのに、

夜にはみんなでケンカして、

二人娘はどうやらふて寝のよう。

 

喧嘩の原因はささいなこと。

次女が長女の冊子を読んでいて、

歯磨きの仕上げ磨きを始めたので机に置いたら、

それを長女が「読みたい」と言って手に取って、

「私が読んでいるからだめ」と次女が怒って、

長女が「この冊子、私のだから、いいじゃん」と言って反論して、

主人が仲裁に入ったのに、長女が反抗して、

なんだかもう、ぐだぐだになっていた。あーあ。

 

せっかくの土曜日なのに。

せっかくの主人のおごりのパンだったのに。

せっかくの赤だし貝汁つきの手巻き寿司だったのに。

 

さっきまでの楽しい時間はどこへやら。

4人が4人ともてんてんばらばらになり、

それぞれの主張を曲げず、

維持を張り合っている状況。やれやれ。

どうしここうも、けんかなどしてしまうのだろう。

まるでお互いが体中にとげをはやしている、はりねずみのように。

 

それでも一日二日経てば、

おそらく何事もなかったかのように、

平気でへらへら笑っているのだろう。

だから。

ひとまず今はそっとしておいて、

時間が解決してくれるのを待つことにしよう。

そんなに出来たママではないのだ。

すぐさま仲直りをさせられるほど、

よくできた大人ではないのだよ。

だから時間の力を借りて。

ひとまず様子をみることにしよう。

 

どうせ、そのうち、なんとかなる。

だから、あわてず、あせらず。

 

それがママ歴12年の私の知恵なのだ。