先日。
予定していた歯科受診が、職員さんの疫病の濃厚接触者の関係で、
キャンセルになったとの電話が入り、
急遽、何も予定がない一日となった。
本当は歯科医院の後、昼食にスーパー内のパン屋さんのパンを買って、
出先で食べようとしていたのだが、
歯科医院がキャンセルになったので、
パンはやめるのかなと思っていた。
ところが、主人が「やっぱり、パン食べよう」と言い始め、
子供たちも賛同したし、私もわりと賛成だったので、
やはりパン屋にいくことになり、お昼前に出かけた。
スーパー内のパン屋さんは開いているものの、
フードコートは閉鎖中でした。
仕方なく近くの小さいショッピングモールに移り、
こじんまりとしたフードコートでパンをいただくことにした。
久しぶりのそこのショッピングモールは、
外から見たら、依然と全く変わらないように見えた。
でも中に入ると、いろいろと変わっていて、
大きな敷地部分を100円ショップが占めていたり、
新店舗準備中の壁が作られていたり、
以前とは様子がかなり変わっていた。
うちの近くには大型のショッピングモールがあり、
一度にいろいろ買いたい時には重宝する。
あちこち車を移動しないで済むので、
特に雨の日には助かる。
でも今日行った小型のショッピングモールは、
店内がこじんまりとしているので、
それほど歩き回る必要がなく、
疲れないので楽だったりするのだ。
二人娘が小さいころには、
粉ミルクやら、離乳食やら、紙おむつやら。
大きなママさんバックに詰めて、よくここに来たなと、
ふと思い出したりした。
小さな幼児だった二人娘と、
こじんまりしたフードコートでおやつを買い食いしたり、
お昼にはうどん屋さんでなかよくおうどんを食べたり。
子供が落としても割れない素材のしきりつきの平皿を買ったり、
カレー用の大型鍋を買ったのもここだった。
少し雰囲気の変わってしまった店内を見て、
少し寂しさを覚えたりもしたのだが、
そういう私達家族にしたって、
あの頃とは様子が変わっているのだから、
年月の経過を思っても、
仕方のない事なのかもしれないね。
皆で楽しくお昼はパンを食べ、
夕食は赤みその貝のお味噌汁と、手巻き寿司でおいしく頂いたのに、
夜にはみんなでケンカして、
二人娘はどうやらふて寝のよう。
喧嘩の原因はささいなこと。
次女が長女の冊子を読んでいて、
歯磨きの仕上げ磨きを始めたので机に置いたら、
それを長女が「読みたい」と言って手に取って、
「私が読んでいるからだめ」と次女が怒って、
長女が「この冊子、私のだから、いいじゃん」と言って反論して、
主人が仲裁に入ったのに、長女が反抗して、
なんだかもう、ぐだぐだになっていた。あーあ。
せっかくの土曜日なのに。
せっかくの主人のおごりのパンだったのに。
せっかくの赤だし貝汁つきの手巻き寿司だったのに。
さっきまでの楽しい時間はどこへやら。
4人が4人ともてんてんばらばらになり、
それぞれの主張を曲げず、
維持を張り合っている状況。やれやれ。
どうしここうも、けんかなどしてしまうのだろう。
まるでお互いが体中にとげをはやしている、はりねずみのように。
それでも一日二日経てば、
おそらく何事もなかったかのように、
平気でへらへら笑っているのだろう。
だから。
ひとまず今はそっとしておいて、
時間が解決してくれるのを待つことにしよう。
そんなに出来たママではないのだ。
すぐさま仲直りをさせられるほど、
よくできた大人ではないのだよ。
だから時間の力を借りて。
ひとまず様子をみることにしよう。
どうせ、そのうち、なんとかなる。
だから、あわてず、あせらず。
それがママ歴12年の私の知恵なのだ。