こんにちは、冬菜かしこです。
今日はそれほど暑くないものの、良いお天気でした。
先日、次女がゼリーを手作りしてくれたので、ちょっと載せてみました。
毎週末に購入している市販の100%果汁のジュースを使って、
次女がゼリーを作ってくれました。
食べるのは好きだけど、
自分で作ったり、
子供に作り方を教えるのが、
どうも気の乗らないずぼらな私。
「ゼリー作ってもいい?」との次女の問いに、
「お母さんが手伝わなくても作れるならいいよ」と答え、
「うん、大丈夫。一人で作れる」と自信を持った言う次女の言葉を信じて、
台所やゼラチン、パインジュースを使うのを許可してあげました。
以前、何度か一緒に作ったこともあるし、
たまには一人ですべて任せてみようと思いました。
もちろん、自分が楽したい気持ちもあって、
次女が完成させるまでは、一切手出しはしませんでした。
一応「どうしても分からなかったら、教えてあげるから言ってね」
との言葉をかけておいたものの、
次女が尋ねてくることはありませんでした。
しばらくして冷蔵庫を開けた時に、
グラスに入った黄色い液体が揺れているのが見えました。
そのゆらりとした揺れ具合に、
「これがゼリーだな」と思い、
まだまだ揺れているのでそのままにしておきました。
「晩ご飯のあとのデザートにする」
と言うので、おやつの時間には食べないことにし、
家族四人の夕食後にいただくことにしました。
見た目がシンプルなので、
庭で取った苺を盛り付けると、
なかなかいい感じの見た目になりました。
ゼリーを一口食べてみると、
とろりとした優しい食感で、
少し薄味ではあるものの、
小3が一人で作ったにしては上出来だと思いました。
でも、食べ進めていくうちに下の方が固くなり、
どうやらゼラチンが溶け切っていなかったようで、
妙な固いものとなっていました。
主人と顔を見合わせて「混ざっていなかったみたいだね」と笑い、
「それでも、おいしいね。よくできているね」と褒めてあげました。
すると次女もその下の方が不具合だと気付き、
なにやら考えたようでした。
食べ終わって「ゼラチンを溶かすのにお水を使ったから、味がうすくなっていた」
と分析している次女をみて、
「向上心があるのだなあ」と少しうれしくなりました。
そして「ゼラチンをしっかり溶かしたら、柔らかくできるよ」
とひとこと、教えておいてあげました。
いろいろな体験をして、失敗をすることもあります。
でもそれに懲りずに続けていき、
続けるだけではなく考えて修正していくことで、
どんどん上へと進んでいくのだと思います。
大人がすれば早いものでも、
わざわざ子供にやらせてみて、
失敗しても成功しても、そこから何かを学ばせる。
それは時間的にも精神的にも、余裕がないと出来ないことです。
でもそれこそが、実は子供の成長への一番の近道のような気がするのです。
どうしたって、抽象的な概念など、子供に理解させるのは難しいのです。
そしていくら抽象的な概念が分かっていたとしても、
結局はその理論通りに行かないことも、
世の中にはいくらだってあると思うのです。
実際に体験することほど、確実な物はないのではないかと思うのです。
だから私は主人と一緒にこれからも、
多分たくさんの失敗作を食べることになるでしょう。
それもまた今だからこその子育ての醍醐味です。
のちのち振り返った時に、もっと楽しんでおけばよかったと思わないように、
今はただ現在の子供らしさを楽しんでいこうと思っています。
いつか、見事なゼリーを作るようになった時に、
たくさんの失敗作を食べた面白さを笑えるように、
ひとつでも多くのものを、覚えておきたいと思っているのです。
だからたくさん失敗していいよ。
たくさん楽しい思い出ができるからね。
いつだって、応援していますよ。
明日も面白い一日になりますように☆