冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

次女の手作りゼリー

こんにちは、冬菜かしこです。

今日はそれほど暑くないものの、良いお天気でした。

 

先日、次女がゼリーを手作りしてくれたので、ちょっと載せてみました。

 

 

毎週末に購入している市販の100%果汁のジュースを使って、

次女がゼリーを作ってくれました。

 

食べるのは好きだけど、

自分で作ったり、

子供に作り方を教えるのが、

どうも気の乗らないずぼらな私。

 

「ゼリー作ってもいい?」との次女の問いに、

「お母さんが手伝わなくても作れるならいいよ」と答え、

「うん、大丈夫。一人で作れる」と自信を持った言う次女の言葉を信じて、

台所やゼラチン、パインジュースを使うのを許可してあげました。

 

以前、何度か一緒に作ったこともあるし、

たまには一人ですべて任せてみようと思いました。

もちろん、自分が楽したい気持ちもあって、

次女が完成させるまでは、一切手出しはしませんでした。

 

一応「どうしても分からなかったら、教えてあげるから言ってね」

との言葉をかけておいたものの、

次女が尋ねてくることはありませんでした。

 

しばらくして冷蔵庫を開けた時に、

グラスに入った黄色い液体が揺れているのが見えました。

そのゆらりとした揺れ具合に、

「これがゼリーだな」と思い、

まだまだ揺れているのでそのままにしておきました。

 

「晩ご飯のあとのデザートにする」

と言うので、おやつの時間には食べないことにし、

家族四人の夕食後にいただくことにしました。

 

見た目がシンプルなので、

庭で取った苺を盛り付けると、

なかなかいい感じの見た目になりました。

 

ゼリーを一口食べてみると、

とろりとした優しい食感で、

少し薄味ではあるものの、

小3が一人で作ったにしては上出来だと思いました。

 

でも、食べ進めていくうちに下の方が固くなり、

どうやらゼラチンが溶け切っていなかったようで、

妙な固いものとなっていました。

主人と顔を見合わせて「混ざっていなかったみたいだね」と笑い、

「それでも、おいしいね。よくできているね」と褒めてあげました。

 

すると次女もその下の方が不具合だと気付き、

なにやら考えたようでした。

食べ終わって「ゼラチンを溶かすのにお水を使ったから、味がうすくなっていた」

と分析している次女をみて、

「向上心があるのだなあ」と少しうれしくなりました。

そして「ゼラチンをしっかり溶かしたら、柔らかくできるよ」

とひとこと、教えておいてあげました。

 

いろいろな体験をして、失敗をすることもあります。

でもそれに懲りずに続けていき、

続けるだけではなく考えて修正していくことで、

どんどん上へと進んでいくのだと思います。

 

大人がすれば早いものでも、

わざわざ子供にやらせてみて、

失敗しても成功しても、そこから何かを学ばせる。

 

それは時間的にも精神的にも、余裕がないと出来ないことです。

でもそれこそが、実は子供の成長への一番の近道のような気がするのです。

どうしたって、抽象的な概念など、子供に理解させるのは難しいのです。

そしていくら抽象的な概念が分かっていたとしても、

結局はその理論通りに行かないことも、

世の中にはいくらだってあると思うのです。

実際に体験することほど、確実な物はないのではないかと思うのです。

 

だから私は主人と一緒にこれからも、

多分たくさんの失敗作を食べることになるでしょう。

それもまた今だからこその子育ての醍醐味です。

のちのち振り返った時に、もっと楽しんでおけばよかったと思わないように、

今はただ現在の子供らしさを楽しんでいこうと思っています。

 

いつか、見事なゼリーを作るようになった時に、

たくさんの失敗作を食べた面白さを笑えるように、

ひとつでも多くのものを、覚えておきたいと思っているのです。

だからたくさん失敗していいよ。

たくさん楽しい思い出ができるからね。

いつだって、応援していますよ。

 

明日も面白い一日になりますように☆