冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

人生ゲーム、久しぶりに

 

こんにちは、冬菜かしこです。

今日は少し暑さが和らいで、夕方には風のある一日でした。

 

長い夏休みも今日で最終日となり、

何をしようかと思っていましたが、

次女から「人生ゲームしよう!」と提案されたので、

久しぶりに、二人娘と私とゲームしました。

 

珍しく「銀行の役はしたくない」という次女の意見をきき、

今日は私が銀行役となり、紙幣やら保険やらの紙を差し出したり、

受け取ったりをしていきました。

いつもは私が何もしなくて、次女がみんなの世話を焼いてくれるのですが、

最近「夏休みが終わってほしくなーいー」とぶーたれているので、

ちょっとご機嫌が悪かったのかもしれません。

夏休み最後だから、ということで、ちょっと甘えたのかもしれません。

 

人生ゲームの内容はと言うと、

最初は小5の長女が飛ばし気味で、

どんどんこまを進めていき、

私もそれなりに続いていましたが、

いかんせん、次女はゆっくりとした進み具合でした。

それでも私は紙幣金額が低いのでまだいいのですが、

長女は紙幣の金額が大きいので、

次第に小3の次女のご機嫌が悪くなっていきました。

ルーレットを回し「1とか2とか」だと、

途端に「もーおー!」と愚痴ります。

いつ「もう、辞めるっ!」と、いつものリタイアになるのか、

気が気ではありませんでした。

次女が辞めれば当然長女も黙ってはいません。

「急にやめないでー!」となって、

兄弟げんかが始まるのは目に見えています。

 

「いつ、喧嘩が始まる?」とひやひやしていましたが、

結局そこまでの大事には至らず、

愚痴はあるものの、

何とか最後のゴールまで、3人でやることができました。

 

今回は久しぶりにしたのですが、

ちょっと気づいたことがありました。

それは「家の値段」に、3人ともこだわりがある、ということです。

次女は8万ドルの一番高い値段のマンションを、

いつも買っています。

長女は下から二番目の4万ドルの一軒家です。

私は相変わらず一番安い2万5千ドルの一軒家です。

 

子供の対して将来のビジョンなど聞くことはありませんが、

なんとなく「こういうのが好きなんだな」というのが見えました。

とにかく一番高いのが好き、中くらいが好き、安いのが好き。

それはなんだか二人の未来を想像するようで、

どんなふうになるのだろうか、

どんな家を建てるのだろうかと、

考えていたらとても楽しくなりました。

 

長女は途中で火災で家がなくなる、という欄にとまり、

「家がなくなったー」と言っていました。

「火災保険に入っていたら良かったのにね」と私が言うも、

「火災保険に入っていても、家はなくなるから」と残念がっていました。

「本当の家は、火災保険に入っていたら、そのお金でまた家が買えるよ」

と、実際の保険の意味を教えてはみたものの、

人生ゲームの自分の家がなくなったことは、

残念だった様子でした。

 

「リフォームまでしたのに」との長女の言葉に、

そういえば少し前に「家のリフォームに〇〇ドル支払う」というのが

あったのを思い出しました。

家が高ければ高いほど、リフォーム代も高いのだと、

3人で学んでいたのを思い出しました。

 

家を買い、リフォームして、でも火災で家がなくなる。

なんとも切ないゲームの経緯。

どうにかならないものかと思うものの、

そこは正々堂々とゲームをするべきだとの思いで、

長女が気を持ち直すのを待つことにしました。

ゲームとはいえいろいろな場面を乗り越えて、

最後までやりきってほしいと思いました。

 

次女の方はと言うと、

最初についた職業に満足はしていなかったようで、

「転職コース」を選んで、

工芸家がいい」と言っていました。

いつも工作をして、たくさんの作品というか雑貨を作る子です。

やはり職業とても、何かを作る人になりたいようです。

実際の人生ではどのような職業に就くのか、

いまはかいもく見当もつきませんが、

なにか自分のしっくりくるものを見つけて、

人生を謳歌してほしいなと思いました。

 

今回の人生ゲームは、

ゴールした順は最初の様子通り、

1番は長女、2番は私、3番は次女、となりました。

でも人生ゲームの順位は、先着順ではありません。

紙幣も借金も無になって、

家やら株券やら職業やらお宝やら、

そういうものの総計で決まるのです。

結果として、ゴールした順とはまるで逆になり、

1位は次女、2位は私、3位は長女となりました。

 

1番にゴールした長女としてはちょっと面白くなかったようですが、

それでもルールはルールです。

「家が火災になったから」と最後まで家を惜しんでいましたが、

最後は結果を受け入れていたようでした。

 

1位になった次女はと言うと、

「よっしゃー!」と腕を振り上げて大喜びしていました。

普段、オセロも将棋もトランプも、

小3という年齢のために、いつも負けている次女なのです。

今回はみんなが精いっぱい考えてのゲームでの自分の勝利なので、

とてもうれしかったようでした。

 

勝っても、負けても、どちらでも。

くやしがったり、うかれたり、どちらでも。

いろいろな感情が交錯していきながら、

スタートからゴールまでを精一杯楽しんで、

それだけで十分だと、そんな風に思いました。

 

人生に正解なんてないし、

他人が理解できるほど、

人生は単純なものでもないし。

ただ一つ言えるとしたら、

「自分が納得しているならいい」

そんなことぐらいだと思うのです。

自分の人生は、自分で生ききる。

その覚悟があるのなら、

失敗さえも肥やしになるような気がするのです。

 

何を体験するのか、

そこから何を学ぶのか、

それからどう生かしていくのか。

 

とりあえず、自分と二人娘の人生を、

楽しんでいきたいなと思っています。

喧嘩しながら。

仲直りしながら。

 

明日も面白い一日になりますように☆