冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

定休日なり

 

こんにちは、冬菜かしこです。

今日は暑く、洗濯物がよく乾く一日でした。

 

さて先週の日曜日は、近くの観光地に行ってきました。

最近はよく行く、その観光地。

このブログでもたびたび取り上げ、

最近だけでもこれで三回です。

 

そんなに通うのには理由があって、

1回目は、自転車で行って散策しました。

2回目は、美術館に行って散策しました。

3回目の今回は、考古館に行って散策、の予定だったのですが。

 

前回は開館時間が終わっていたので入れなかった考古館。

長女が楽しみにしていたので、はりきって

時間には余裕を持って行ったのですが。

まさか、まさかの、日曜日は定休日だったのです。

思いもかけない、空振り2回目。

4人でがっくり肩を落としました。

 

とはいえ。

せっかく来たのだからと、

地元の老舗企業の記念館があったので、

みんなで入ることにしました。

紡績の会社の資料館でしたが、

中はちょっと暗めの明かりで、

古めかしい色の機織り機や、

茶色がかった経理のノート、

ゆかりの人々の肖像画など、

いろいろなものが展示されていました。

 

貴重な資料なのだろうなあと、

それなりに感じながら、見て回りましたが。

ものすごく熱心に、ということはなかったです。

 

昔は古いものにすごく興味があった私ですが、

自分が半世紀以上も生きていると、

どちらかと言うと、

以前ほどには、古いものに興味がなくなったように思います。

自分が「古くなる」と、他の「古いもの」に、

必要以上の貴重さを感じなくなるのかもしれませんね。

もしかしたら「年を重ねる」ということなのでしょうかね。

 

そんな私とは対照的に、

二人娘はあちらこちらと興味深々で、

仲良く一緒に見て歩いていました。

「小学校高学年でないと、理解できないかもしれないです」

との受付の人の言葉がうそのように、

小3の次女も一所懸命に見ていました。

 

どんなことにも興味を持つのはいいことだ、

と思っているので、

二人がゆっくり歩き進めるのも、

遅いけど、まあいいか、とせかさないようにしています。

どんなことがこの先の人生のヒントになるか分かりません。

 

なんとなく見ているもの、

なにげなく目に入るもの。

そういうものが、形のないかたちとなって、

人生の役に立つことがある。

私はそう思っています。

 

主人の「早く、早く」とのせかす声を、

聞こえてないふりをしながら聞き流して、

二人娘の姿をずっと、ながめていました。

 

「こんな古いものが楽しいのだろうか?」

などと私が思っても、

そんなことは全く気にせず、

目を輝かせて、あちこちを見ながら、

時に二人でごにょごにょと話合いながら、

楽し気に見て回っていました。

 

一通り見た後は、市立図書館の隣に併設している

観光者用の休憩スペースにて、三時のおやつタイムとしました。

午前中に、スイミングの後に寄ったパン屋さんの菓子パンです。

パン屋さんならではの、小麦の香りのするような、

なんともいえない生地のこうばしさが口いっぱいに広がって、

とてもおいしかったです。

思わず私の方を見た主人と、私も主人の方を見たので、

顔を見合わせて、無言のアイコンタクトでした。

「おいしいね」

と言葉にする前に、同じことを考えていました。

そんなことは、めったにないです。

おいしいものの力ってすごい。

二人娘も大きな口でほおばりながら、

パン2個を完食していました。

 

結局、考古館には行けなかったので、

またいつか行くのだと思います。

 

桜の終わった今の季節は、

暑い日は初夏を思わせます。

真夏の暑さは辛いので、

夏真っ盛りになる前に、

また4人で行けたらいいなと思っています。

 

けっして遠くではないけれど、

けっして特別な場所ではないけれど、

この地元の観光地を楽しみたいと思っています。

大好きな街だから。

 

明日も素敵な一日になりますように☆