冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

カプリコのチョコに思う

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こんにちは、冬菜かしこです。

今日はあたたかな青空の一日でした。

 

先週の金曜日からずっと「どうしようか?」と思っていた、

カプリコのチョコなのですが、

昨日ようやく消費するに至りました。

それはどういうことかと言うと、こういうことです。

 

先週の金曜日のジム終わり、ジムの入っている大型ショッピングモールを

ブラブラしていると、なにやら、赤いお菓子がワゴンに積みあがっていました。

見ると、ウォーターサーバーの宣伝で「アンケートに答えるともらえます」とのこと。

 

普段、こうしたアンケートに、二人娘は飛びつきますが、

私は全く興味がなく、娘にせがまれない限りはスルーするのがお決まりです。

その日はジム終わりで一人だったので、やはりスルーしようと思ったのですが。

そのワゴンの赤いお菓子がカプリコのチョコ(100円ぐらいのもの)だったので、

私の心は、ぐらぐらっ、と動きまくりました。

 

しかも、アンケートは「自宅の飲料水はどのように入手しているか?」を4択で、

「通販、浄水器、お茶購入、ウォーターサーバー」などから選んでシールを貼るだけと

いたって簡単な物。

えっ、こんなのでカプリコもらえちゃうの?えー!

っていう感じで、一気に気分が盛り上がり、ちょっとだけ悩んだ末に、

アンケートに答えました。

そして見事、カプリコをゲットしたのです。

 

さて、その後。

カプリコのチョコをどうするかで、悩む日々が始まりました。

 

もともと、金曜日は長女が療育の為、次女しか自宅にいないのです。

今回は「カプリコを次女と二人で食べようっと」と思ってもらったのですが、

次女は帰宅後さっさと友達と外へ遊びに出かけてしまい、

結局、その日はお菓子を食べずに終わったので、

カプリコは残されてしまいました。

 

週末に出そうかと思っていたのですが、

四等分するのもどうかと思いながら、結局またも、出せずに終わりました。

 

そうこうしているうちに月曜となり、

「いっそ、自分がもらったんだから、自分一人で食べようかな?」と思ったのですが、

どうも気が進まず、そのまま保存してしまいました。

 

そしてついに火曜日。

もうそろそろ何とかせねば、と思い立ち、やっとの思いで娘たちに

カプリコの話をしたのです。

 

いつも「アンケートに答えて粗品をもらう」というのが大好きな二人娘。

私の「アンケートでカプリコをゲット」と言う話も、ふんふん、と聞いてくれました。

そして話したからには、一緒に食べるしか道はありません。

「三等分するしかないか」と腹をくくり、なんとなくいい感じに分けるのに成功。

「私これー」と好きなのを取っていく次女。

残ったものを笑顔でほおばり、「カプリコ、おいしー」と味わる長女。

カプリコ、やっぱ、おいしいねー」と味わう私。

みんなで仲良く食べることとなりました。

 

三人で分けると、一人分はほんの少し。

三口ほどして、あっという間になくなりました。

それでも、エアインのふわふわのチョコの軽さがやさしく、

「久しぶりにカプリコ食べたわー」と楽しくなってきました。

 

もともと、三等分したら小さくなるから、一人で食べようかと思っていた私。

でも、一人で食べてしまったら、「カプリコのアンケートの話」はもう

出来なくなってしまうなと残念に思っていた私。

いつもは「アンケートで、ポケットティッシュだの洗剤だの」日用品しか

見たことないのに、山と積まれたカプリコの話なんて、

誰かにしないともったいないじゃんっ、と思っていた私。

 

「一人食いのうまさか、または、面白アンケート話か」天秤にかけた結果。

お笑い好きの私はどうしても、受ける方を選んでしまいました。

そして、小さなカプリコ1/3を食べながら、

二人娘のおいしそうにチョコを食べる様子を見ながら、

「やっぱり話して良かった」と思ったのでした。

 

私の大好きな相田みつをさんの言葉に、

「奪い合えば足りぬ、分かち合えばあまる」というのがありますが、

その言葉を実感したひとときでした。

 

ちなみに今日は、ホワイトデーの手作りお菓子で余った材料、

ミックスナッツと板チョコを、

「中途半端にあまってるなー」と思って、一人で食べてしまいました。

 

すると。

あっと言う間に胃袋に入り、なんの感動もありませんでした。

もちろん、ナッツもチョコもおいしい。

それなりに、満足する。

でも、何かが足りない。

昨日、三人でカプリコを食べた時のような、

心が満たされることがないのです。

 

「余った材料で、三人でナッツ入りチョコを作っても良かったな」

と、ふとそんな思いが頭をよぎりました。

毎日忙しく過ぎていく中で、頻繁に、子供とお菓子作りなど出来ません。

だからこそ、あまった材料は一人で食べてしまったのです。

 

でも。

やっぱり、たった一人で食べるというのは、

ただ食べるという事のようです。

分かってはいたことですが、昨日のカプリコがあまりにもおいしかったので、

なんとなくね、ふとね、さつばつとした思いが、こみあげてきたりもしたのです。

 

そんな感じなので、私は、今の気持ちを覚えておこうと思います。

たとえ、いつもいつも、素敵な「出来るママ」には、なれないとしても。

子供とのなんでもない出来事が、楽しいのだということを、

ほんの頭の片隅に、ちいさく残しておこうと思います。

三人で食べた小さなカプリコの、何とも言えないおいしさを、

覚えておこうと思います。

 

おっちょこちょいのママだけど、これからも、

二人娘と楽しい時間を過ごしていきたいと思っているのです。

 

明日も面白い一日になりますように☆