冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

ピアノの発表会

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こんにちは、冬菜かしこです。

今日はまた、冬に戻ったような寒い一日でした。

 

三連休の初日の土曜日は、長女のピアノの発表会に行きました。

最近バタバタしていたのと、毎年恒例のことで気が緩んだのとで、

いろいろミスをしてしまいました。

事前に黒い靴を買うのを忘れたり、

白い靴下を持っていくのを忘れたり、

着てみたらドレスのサイズがきつかったり。

本当に「なんだかなー」のミス連発になってしまいました。

 

黒い靴は結局、ママのフォーマルの靴で代用、

白い靴下は、その時はいていた紺の靴下で代用、

ドレスはファスナーを数センチ下ろして、

髪をハーフアップにしてファスナーをかくすようにして強行。

なんとか乗り切りました。

ただし、ビデオ撮影を後日見たのですが、

靴がやけに大きくて、やっぱりちょっと変で、

申し訳なかったなと思いました。

反省。いや、猛省です。

 

知人にいただいたピアノ発表会のドレスは、

サイズ違いで3着あるのですが、

一番大きいサイズを今回着てみましたが、

もうかなり、きつくなっていました。

多分、来年は着られないなと思います。

そうなると新調するしかないようです。

でも。

近年の疫病で、直前まで、発表会があるかないか不明、

という状況の中で、

「すでにドレスが手元にある」と言うことが、

どれほど気分的に楽になったことでしょう。

改めて、ドレスをくれた知人に感謝しています。

 

というわけで。

今年の多々の手落ちを踏まえて、

来年はきちんと事前に準備をしておこうと思います。

自分でドレスを用意し、

黒い靴も白い靴下も忘れないようにしようと思います。

そういえば今年は髪留めも、ドレスの色とあってなかったっけ。

それも来年はきちんとしていきましょう。

失敗を繰り返すことのないように、

心に刻んでおきたいと思います。

反省。いやいや、猛省です。

 

さて、肝心のピアノの演奏ですが、

練習嫌いの長女がどうなっているのか、

かなり心配していましたが、

結果としてわりといい感じになっていました。

 

先生との「恋(星野源)」の連弾は、さすがに先生のリードが良く、

聴きやすかったです。

さらに長女のピアノも軽やかで安定していました。

途中、ちょっと、不安定気味な音があったものの、

全体としては聴きやすい仕上がりになっていたように感じました。

二曲目、三曲目は教本の練習曲でしたが、

聴いたことのある有名な曲で、

さすがに長い事練習していただけあって、

しっかりとした弾き方で安定していました。

演奏の後「良かったよ」と褒めると、

長女はまんざらでもない照れた笑顔をしていました。

ほめられるのが苦手な長女も、

今回は納得のいく演奏が出来たようでした。

 

長女以外の子たちの演奏は、

どの子も一所懸命に弾いていて、健気で、かわいかったです。

未就学児はいわゆる「筋がいい」というのが明らかに分かり、

しかも兄弟で上手だと、「やはりDNAの影響ってすごい」

と思わずにはいられません。

そんな時はただただ「いいなー」と思ってしまいます。

ないものねだり、ですね。

 

中には髪飾りを頭のてっぺんに置き、ドレスも膝丈でバルーン風で、

髪形もドレスも個性的な小3の女の子もいました。

最初は「すっごい個性的なドレスだー」とそこばっかり見ていましたが、

演奏が始まって驚きました。

上手すぎました。

頑張って演奏している感がなく、

なめらかに指が動いているのです。

「ああ、弾かされているのではなく、自分の弾き方をしているんだな」

と小さな感動を覚えました。

小さい子はおそらく、一日中演奏の練習などしないと思います。

それでもきっとこういう子は、ピアノが好きなのだと思います。

好きだから、上手くなるのか、

上手いから、好きになるのか。

いずれにしても、「好きこそものの上手なれ」なのだなあと、

思わずにはいられませんでした。

 

そしてもう一人、特筆すべき人がいました。

それは今年初めて見る人で、大学生の男性でした。

作曲者名が自分の名前になっていたので、多分、ご自身で作曲をされている

のだと思います。

その方は、その曲を、それはそれは軽やかになめらかに、

のっているのよう演奏されていました。

「音大の学生さんだろうか?」とか、

「少なくとも幼少期にピアノを習っていたのは間違いないだろう」とか、

色々なことが頭に浮かんできました。

でも、そんなことよりなにより、

その方をずっとみてしまった理由は、

「ピアノを弾くのが楽しい」と言う気持ちが、

全身からあふれていたからです。

発表会は緊張感があるものですが、

そういった肩がこるような風に見えなかったのです。

「ああ、ピアノって楽しいんだな」と、

さして上手ではない私でさえ、なんだかとてもうらやましくなりました。

 

この発表会は、去年から大人の方が3名、演奏されています。

いずれもこどものママさんで、

こどものピアノ教室についてきて、刺激をうけて、

幼少期のピアノを復活させた方々ばかりのようです。

私も違う教室とは言うものの、

同じように「大人ピアノ」を習うものとして、

応援したい気持ちで演奏を見ていました。

上手に弾けるところは「すごいなー」と感心し、

指が止まったりするところは「主婦だもん、練習大変だよね」と勝手に励まし、

ある種の仲間意識で見ていたりしました。

大人になると、一所懸命することも減ってきたりします。

だからこういう習い事、特にピアノのようにさぼれない習い事は、

大変だけど、自分を磨く大切なもののように感じています。

来年も素敵な演奏をきかせてほしいなって、思っています。

 

今年は発表会も5周年ということで、

グランドピアノが2台用意され、

お花も豪華絢爛なものが飾られ、

恒例のプレゼントも、音符付きのお皿2枚セットと、

少しグレードアップした内容となっていました。

人数も増えて、かなりの長丁場の発表会でしたが、

娘も私たち親も楽しめて、良い思い出の発表会となりました。

「ピアノ練習する時間がないー」と時々わめいている長女ですが、

それでも「小6までピアノ続けた方がいいかなと思う」と言っていて、

それならそれで、応援してあげたいなと思っています。

 

一年ほど前だったかな、

「いやならやめなさい」と本気で長女に言いました。

それ以来、長女はもう、

「辞めたい」と言わなくなりました。

時には愚痴ることはあっても、

本気で辞める気はないようです。

結局、何かを続ける時に必要なものは、

本人の覚悟なのかもしれないなと、

そんなことを思いました。

 

数年前にピアノを辞めた次女は、

今回の発表会を見て、

「またピアノ習いたい」と言い始めました。

それが、ドレスを着たい、と言う気持ちも手伝っての事だったとしても、

したい気持ちがあるのなら、やってみればと、思ってしまいます。

私はそんなに良くできたママではありませんから、

「したいなら、する。やめたいなら、やめる。

そしてまた、したくなったなら、すればいい」

とゆるい感じのママなのです。

一番は、こどもの気持ち。

私はただそれを、お手伝いするまでです。

「習い事をするのは、多分小学生まで。

中学からは部活だろうから」

と思っている私。

長女はあと2年ほどとなった小学校生活ですから、

習い事も終わりが見えてきたと感じています。

ですから、次女の習い事も、

考えてあげる余裕が出来てきたのもありますね。

 

限りある小学校生活を、

一緒に楽しんでいきたいなって、思っているのです。

 

明日も素敵な一日になりますように☆