冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

【エッセイ】一日遅れのバレンタイン

さて、去るバレンタインデー。

我が家では、遅ればせながら、

バレンタインのチョコを作っていた。

 

なぜ前日までに作って、

バレンタイン当日に渡さなかったのか?

なざバレンタイン当日に作って、

バレンタインの一日後に、配ったのか?

それは。

特に意味があったわけでもなく、

ただ単に私がうっかりしていただけ。

すみません。

でもまあ、二人娘もさして気にしていなかったので、

大変なことになったわけでもなく、助かった。

ありがたいな。

 

今回は例年と違い、きちんと前もって材料を買いそろえていた。

製菓用チョコと、トッピングシュガー、白いチョコペン、タルト生地。

最初は難しいのかと思っていたら、

説明書を読むと、チョコレートを電子レンジでチンして、

タルト生地に流し込んで、デコレーションするだけ、

とあったので、それを信じて作ることにした。

 

作ってみると、なるほど、とても簡単だった。

電子レンジを使うと、チョコの湯煎が不要で、

さらにチョコペンを使うとデコレーションも簡単で、

とても助かった。

今回は二人娘と私とで作ったが、

近いうちに子供だけでもできそうだなと、

ちょっと期待している。

もちろん「ママ、試食してー」

も期待している。

そんな将来の事も考えて、

今回はしっかりと親子お菓子作りをした。

 

さて、そんなこんなで出来たチョコだが、

実は次女が二人のお友達にバレンタインのチョコをもらったので、

そのお返しにつくった。

「手作りをもらったから、手作りであげたい」

とのこと。

その気持ちも分かるので、無理のない範囲で、

お手伝いしてあげようと思った。

 

長女は、毎年バレンタインのチョコをくれる子がいて、

その子にあげたい、とのこと。

ただ、その子は今年はチョコをくれなかったので、

「んっ?今年はなし?」と、私は若干首をかしげたのだが、

それでも「もらっていなくても、あげたい」

との長女の意向を尊重し、

その子にもあげることにした。

 

バレンタインの翌日。

ラッピング用の袋と、

チョコが苦手な子のために、

じゃがりこの小袋、グミの小袋とを買ってきた。

そして手作りが、チョコタルト一個なのも寂しいだろうと思い、

追加でマシュマロのチョコがけを作った。

準備万端で二人の帰宅を待ち、

そしてラッピングしてもらった。

 

二人とも大喜びで、

冷蔵庫の中のチョコのタルトを出して、

じゃがりこ、グミ、チョコマシュマロとともに、

ラッピング袋に入れていった。

「写メ撮って」と言われたので、

「ブログに載せてほしいのだな」

と慣れた調子で写真に収め、

そして二人は意気揚々と、お友達のもとに出かけていった。

 

とても寒い日だったので、

すぐ帰るかと思っていた。

でも、なかなか帰ってこなかった。

しばらく待って、ようやく帰宅した長女は、

「さっぶーーー」と言って、震えていた。

なんでも、いきなりバレンタインチョコを持って行ったので、

お友達がお返しを用意してくれて、

その間20分くらい、玄関の外で待たされたそう。

 

お返しをくれる気持ちはありがたく、

それは感謝しているが、

後日でもよかったなあと、ちょっと思ってしまった。

毎年くれていたのに、今年くれなかったのも

「どうしてなんだろう?」ともやっとしてしまい。

こんな気持ちは良くないんだろうなと思いながら、

もやもやが、もやもやのまま、

消化不良気味な私。

でも、考えても仕方ないので、

終わったことは忘れて、

「バレンタインおわりっ!」

としていこうと思う。

 

次女の方もお友達の「お返し待ち」だったそうだが、

こっちは楽しそうに帰宅したので、

「さぶっ、さぶっ」と言っていても楽しそうなので、

さして気にしないことにした。

 

バレンタインと言えば、

小学生の頃は学校の先生にあげていたなあと思い出す。

お友達数人と一緒に担任の男の先生に渡して、

お返しに大きなチョコマシュマロをもらったことを思い出す。

中に赤いジャムが入っていたように記憶していて、

「マシュマロって、いろいろなものがあるんだ」

と、その先生のお返しで知ったように思う。

それと同時に、きちんとお返しをくれる先生がとても素敵に見え、

「お返しって大事だな」と学んだことを思い出すのだ。

 

そういえば、高学年では、にぎやか系の男子が、

「絶対に、もらった額以上のお返しをするから、

バレンタインのチョコをちょうだい」

と女子たちに頼んできたので、

「いっぱいおかえしくれるなかいっか」

とチョコをみんなであげたことを思い出す。

男の子が二人ぐらいはそれを言ってきたので、

多分、「どっちが多くチョコもらったか競争」

していたのだと思う。

今思い出すと、なんとも微笑ましい出来事。

当時の女子が何を思っていたかと言うと、

「男子って、なんでそんなことするんだろうねー。

でも私達得する方いっかー」だった。

いつの時代も、女子は早熟なのだな。

 

いつか私の大好きな娘たちが、

大好きな男の子に本命チョコを買ったり、作ったりする時まで、

私もこの「チョコ遊び」に参加させてもらおうと思う。

やっぱり、小学生って、なんやかんやで、面白いっ!