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この本は気楽な気持ちで手に取ったのだが、
予想に反して、かなり読みごたえがあった。
まず、タイトルの「持ち家という病」なんて、
どうして「病気?」なんてつけるんだろう、
と思っていた。
ちょっとオーバーだけど、
タイトルっていうのは大体そんなものだから、そんなものかな。
と思っていた。
しかし、だ。
読めば読むほど、今までの自分の価値観が、
自分で決めたものではなく、
環境によって形成されたものかが分かり、
正直、少し怖くなった。
周りと同じことが良しとされる風潮の中、
多数の考え方や、これが当然という社会の雰囲気に飲み込まれ、
いつしか自分の意見よりも、
こうかんがえるべき、という思考回路が出来上がっていた気がする。
そして、それに気づかせてくれたのが、
この本だった。
どうして、欧米のように中古物件が良しとされないのか。
どうして、新築信仰が強いのか。
どうして、賃貸より持ち家がゴールだと思われるのか。
私たちの持ち家に対する考え方と、
社会の仕組みが、
実は密接にかかわっているということ。
読んでいて、目からうろこが、ボロボロ落ちた。
読んでみて、いろいろ考えさせられた。
こちらはマンガなのでわりとすぐ完読した。
この本は仕事の事について書いていたが、
これは勉強や友達とのつきあいでも、
参考になるなと思った。
自分の行う行動をしっかりと冷静に見定めて、
何を優先して行動するか、
どう考えて対処するか、
周囲にどう伝えていくか。
要するに、物事の勘所を抑えることはとても重要で、
ささいな、きにしなくていいことは、ひとまず隣に置いておいて、
重要なこと、重要になりそうなこと、
そこを抑えておくべきなのだと思った。
普段の生活では、しないといけないことが多い日もある。
周囲の人の手を借りられず、
自分で対応しなければならない日もある。
そんな切迫した状況で、
どう立ち振る舞うべきか。
その時どう考えて行動するのか。
その意識がとても大切なのだと気付かせてもらった。
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図書館に置いているのに、マンガだ。
しかも、表紙がこんな風に、やわらかい感じ。
内容も、新婚夫婦の思いがけない日常、
相手の行動に、あれ?あれ?となる日常、
思わず、うっそーんっとなる日常、
など。
本書を読んでいくと、
著者がご主人の事を書いているのだが、
本当にこんな人いるの?
と思わずつっこみたくなること多数。
でもそれを、あたたかく描いている作者のお人柄に、
ほっこりする。
人っていろんなタイプがあるのねえーと、
思わずにはいられない。
私は、結婚して12年も経っているが、
まだまだ、相手の、
うっそーんっ、
はあるもので、
きっと主人もあるのだろう。
それでも、なんだかんだで、まあまあ仲良くやっているなら、
他人がどうのこうのいう必要ないよねと、
思った一冊だった。
可愛いマンガでした。
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タイトルの「ヒュッゲ」とは、デンマーク語で「心地いい」みたいな意味らしい。
日本でいうと、
こたつであったまることや、
ストーブに鍋を温めたりすること、
などはヒュッゲらしい。
要は、効率だけじゃなく、
いかに居心地のいい空間で、
居心地のいい時間を過ごせるか、
ということらしい。
なるほど。
日本語の「まったり」もそれに近いような気がした。
こたつでまったり、大好き。
毎日あくせくと生活する中で、
ふと立ち止まって、心地いい事を優先する。
環境だったり、時間だったり、気持ちだったり。
つい忘れがちな自分の大切な気持ちに、
たまには目を向けるのも大切なのかもしれない。
誰のための人生か、
それを考えた時、
まずは自分だなと思う。
自分が機嫌よくいて、次に周りの大切なひとたち。
順番は間違えてはいけないような気がする。
たまには、まったりだなと思った。
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今回は、農業の本。
ちょっと良いなと思う文章があったのでご紹介。
それは、兼業農家をされている方の本。
「都市だと、階段は不便だと感じ、怒ってエレベーターを要求したがるが、
農村だと、田舎道にある階段は便利だと感じ、ありがたがる」
というもの。
思わず、大きくうなづいた。
「本当にそうだ!」
便利な生活をしていると、小さなつまづきを許せなくなり、
不便な生活をしていると、小さなことに感謝を覚える。
私も今の便利な生活にどっぷりはまっているので、
パソコンの速度が遅いのにイライラし、
バスの遅延にイライラし、
スーパーのレジで待たされるのにイライラしている。
昔は、そんな小さなことでイライラなどしていなかったように思うのだ。
不便なことがあっても、ささいなことなら流せていたように思うのだ。
実際、子供の頃、兼業農家の祖母の家に宿泊した時は、
テレビなど見ないで、そこらじゅうを駆け回って、
田んぼのアメンボを見たり、アリジゴクの巣を見たり、
なんでもないもので遊べていた。
アイスを買う時には、お店が遠いので、
しばらく歩かなくてはならず疲れたが、
それでも楽しくて仕方なかったのを覚えている。
不便さなど吹き飛ばす空気が、そこにはあったように思う。
改めて『便利か不便かは、考え方次第だな』と思った。
私もあまり便利なことに慣れすぎず、変な方向にいかないように、
気を付けなければと思った。
こうした気づきがあるので、
本を読むのは面白いな。
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今回は、ブログの本のお話。
図書館で借りたこのブログの本。
読んでいく中で
「なるほどなー」
と納得してしまうことがいくつかあった。
それは、こんな感じのこと。
「3か月間、毎日書こう」
「100記事、書こう」
「どんな読者に届けたいか考えよう」
「自分の体験や経験を書こう」
「自分のファンを作るような気持ちで書こう」
「楽しみながら書こう」
「自分の好きなことを書こう」
などなど。
本当にそうだなあと、思えることが多く載っていた。
読んでよかったと思った。
これからも長く続けていけるよう、
楽しみながら細く長く、
自分らしい文章を綴っていきたいと思う。
モチベーションって、大事だよね。
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この本はちょっと、私より年配の方向けだが、
それでも今から準備することは大切かも、と思った。
肩ひじ張らずに、自分の気持ちと体力に正直に、
そして興味のあることに前向きに、
好奇心とともに生きていく、
という姿勢が書かれていて、
楽しく読めた。
素の自分を知り、好きになる。
それが大切かなと思わせてくれた。
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最後はこの本。
毎度毎度、本の紹介記事を書いていて、
まだ「読書術」まで読むんかーい、
と我ながら思うのだが、
仕方ないじゃないですか。
好きなんですよ、本。
どの分野とか関係なく、
気が向いた、興味がわいた、
それだけのために、ひたすら字面を追っていく、
その作業がとても大好き。
仕方ないよね、生まれもったもんなんでしょうな。
ということで、ちょっとでも読書術をブラッシュアップするべく、
この本を読んでみた。
結局は、必要な個所を読むのだ、
人に話して記憶定着させるのだ、
せっかく読んだなら内容を覚えておくのだ、
とかそういう内容。
なるほど。
いつも私が思っていたことが書いてある。
なるほど。
私の考えていたことが、正しいのだと書いてある。
うれしい。
なんだか、読書術の答え合わせが出来たような本だった。
そして、これからも、もっと本を読んで、
効率よく、内容を吸収して、
自分の人生を充実させたいと思った。
「なぜ、本を読むのか?」
と疑問を持ったら、一度読んでみることをお勧めしたい。
今月は、たったの3冊でした。
なぜなら、他の本は流し読み程度で、
自分の「読んだー」という領域に入って来ない本だったから。
それは本のレベル云々ではなく、
今まで読んだ本で、重複していると感じて、
読まなかったまで。
同じジャンルを読んでいると、往々にして、そういうこと、
あるんよね。
それは自分がずいぶん、そのジャンルについて、
詳しくなってきたということ。
それって、悪くない感じだね。