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こちらは、打って変わって、癒しの一冊。
ずっと気になっていた、この著者の本。
ようやく、ゆっくり、じっくり、
目を通すことが出来た。
全編を通して感じるのは、
生活は、自分の心のありようを、
良くも悪くも移すものだという事。
つまり。
自分の心が整っていれば、
生活もきれいに整ってくれる。
逆に。
自分の心がすさんでいれば、
どんなに表面をかざっても、
居心地の悪い生活になる。
そういうこと。
当然と言えば当然だが、
やはり、内面が表に出るのは、
しょうがないこと。
ただ、私が思うのは、
たまには、きれいな生活じゃなくても、いいかな、
ということ。
逆説的だが、
自分の生活が、いっつもいっつも、
きれいにきちんと整っていないからこそ、
こういった「きれいな生活の本」
を読みたくなる。
いつもきちんきちんとしていたら、
心が疲れちゃうのですよ。
そんなお年頃。
たいていは、
子供とわちゃわちゃして、
主人とどーでもいいダジャレを言い合って、
掃除が行き届いていない部屋を見ながら、
「ありゃりゃ、また明日掃除機するか」
と伸ばし伸ばしにして、
ひとまず、自分の好きな読書をする。
そんなのほほん生活だな。
著者の方は私と同年代とは思えない、
丁寧な暮らしをしていて、
すごいなと憧れる。
お皿も洋服も考え方も洗練されていて、
すごい!
少しは近づきたいなと思いながら、
ちっとも近づけない私なので、
いやはや、なんとも、
な感じなのだが。
今のゆるゆる暮らしのスパイスとして、
たまにはこういう「丁寧に暮らす本」
というのも、いいものだなと思わせてくれる。
ありがとう、と思う一冊。
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お次はこの本。
もう「天才」という言葉にやられた。
だって、未知の世界だもん。
でも興味深々。
まず印象深い言葉は、
「一万時間の法則」。
聞いたことなかった。
でも似たような言葉は聞いたことがある。
それは、
「質は、量からしか得られない」
というもの。
これは、いくら質が高くても、
試行錯誤して磨いて行かなくては、
質は上がらない。
そのためには、ひたすら地道に、
量をこなしていくしかない。
というもの。
そして「一万時間、、、」は、
「何事においても、その分野のエキスパートになるには、
1万時間を必要とする」
というもの。
これは実際にピアニストを対象に調査して、
やはり、プロとアマの間に「1万時間の壁」があることが
分かったのだ。
これは、1日3時間をそのことに取り組むならば、
9年と48日を要するということ。
誰でもがそうなれるわけではないが、
実力を持っていて、世界的に通用するレベルの人は、
この1万時間の壁を越えているということ。
よく「好きこそものの上手なれ」
というが、
やはり量をこなすことで身に着くものは大きいみたいだ。
あと、印象深いのは、ピカソの言葉
「子供はみんな芸術家。
問題は、大人になってからも、芸術家でいられるかどうかである」
というもの。
含蓄がある言葉だと思う。
今、小学生2人娘の親として、
覚えておきたい言葉ですね。
この本も面白いので、
おすすめだ。
この本は、眺めるだけでも楽しく、
借りた良かったなー、
と思った本。
12人の人のお家の様子や、
暮らしについてのポリシーなどが書かれていた。
熟読するというよりは、
部屋の写真を見て、
文を見て、
なるほど、と思う、
と言う読み方だった。
どの方にも共通していると感じるのは、
心地よい暮らしのために、
自分の好きなものを持つ、ということ。
そして、適正量を持ち、
増やしすぎないということ。
大切なものはとことん、大事に使う、ということ。
私自身が今、
「直して使う」
にはまっているので、
特に、大切なものはとことん使う、
と言うのは共感だった。
お部屋のインテリアや、
断捨離に興味がある方は、よろしければ。
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今回、どうしても紹介したかったのは、この本。
どうしても、誰かにお勧めしたくて仕方がなかった。
この本がどういう本かというと、
平たく言うと、「やめたい習慣を、やめる方法」。
まあ、タイトル通りだが。
なかなか、やめられないのが、悪習慣というもの。
私自身、以前は、ポテトチップスにはまっていて、
でもそれがなかなか、やめられなくて。
ポテトチップスをおせんべいに変えたり、
ナッツに変えたりてみても、
苦戦していた。
そこで、本書を読むことにした。
少しでもなにか参考になればいいなと思ったのだ。
ところが、少しどころではなかった。
この本の中に出てくるのは、
「ストーカー」とか「摂食障害」とか「過食と嘔吐」とか、
かなり特殊な悪習慣のある事例。
自分はそこまでは、と思っていたのだが、
そうした深刻な事態を治す方法を読むうちに、
「そうか、こうして治していくのか」
と目からうろこだった。
私たちは悪習慣を「意識的に管理」しようとするが、
本書はそうではなくて「無意識を使って管理する」ということ、
が大切だとのことでした。
確かに、お菓子をやめられなくて、
買わなくしようとか、いろいろするけど、
結局買ってしまったり。
家族の分をちょっと食べてみたり。
意識的にやめるのは、困難なんだよね。
そうではなくて、無意識の領域に働きかける。
「〇〇しなくて、大丈夫」という言葉を繰り返し反復して、
無意識に働きかけ、結果、無意識にやめる、
という方法で治す、ということ。
言われてみれば、繰り返し悪習慣をするから、
強固な悪習慣になっていき、
それはなかなか、やめられないのも無理はないのかもしれない。
この本は、抽象的な単語が多く、文章が難解だと思った。
それでも、この本を読んでいけば、
何かが変わるんじゃないかと、
本当にそう感じた。
ですから、悪習慣がある方はぜひ、
本書をお勧めさせていただきたい。
図書館で、いろいろな本を読んできた。
最近では、目次を見て、内容をさらっとみて、
なんとなく自分に合いそうな本が分かる頻度が上がった気がする。
いわゆる、はずれな本(今の自分にとって)が
少なくなった気がする。
これからも興味のある分野の本を
どんどん読んで、ご紹介させていただきたいと思っている。
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最後はこの本。
すごいタイトルだ。
何人かにこの本のタイトルを見せると、
皆一様に驚く。
別に本当に一億円を稼ぐ人になるかは、
それほど重要ではない。
私は自分の知らない世界を見てみたいのだ。
年収一億円あったら、
どのような世界なのか。
その人に近づいてみたいと思ったのだ。
本と言うのは便利なもので、
ただ本を読むだけで、その著書の言いたいことを知ることができ、
さまざまな疑似体験をさせてくれる。
これは人間に与えられた特権だなと感じている。
ありがたいこと。
この本にあることで印象深いのが、
「性格は顔に出る、生活は体型に出る、本音は仕草に出る、感情は声に出る」
と言う箇所。
細部に本質が出るということだが、
確かに昔から「美は細部に宿る」とも言われている。
私自身、掃除をしていて、なんとなく落ち着かないなと感じると、
たいてい、どこかにほこりがたまっていて、
それが清々しさを妨害している時がよくある。
顔も体型も仕草も声も、
結局は、本質は目に見える形となって表れるのだなと思う。
つまり、相手の事をよく知ろうと思ったら、
相手の事をよく観察することが大切なのだと思う。
そう思うと、それを観察する観察眼を持つことが、
人生の荒波を乗り越えていくうえで重要だといえる。
漫然と生活するのではなく、何を考えるのかを知ること。
それが大切な気がしている。
あと、とても参考になったのが、
圧倒的な量でしか、質の向上はありえない、ということ。
私は実は質があれば量はそれほどなくていいと思っていた。
でも、そうではないらしい。
そして考えてみました。
確かに、どんなに才能があっても、
フライパンを毎日振って料理をしない限り、
数多くの失敗を経験しない限り、
質は向上しないのだろうと。
逆に言えば、毎日料理していくと、
そのうちにある程度の質は担保されるのだろうと。
昔から言われている
「習うより慣れよ」もしかり、
「好きこそものの上手なれ」もしかり。
習慣にして、量をこなして、そして質の向上を目指す。
それが最強なように思えてきてくる。
あとは、「最後に負けておくことが出来る人が年収1億円になれる」
という文章が印象に残った。
なかなか、できない。
どうしても、下手なプライドが邪魔をして、
ぷいっとへそをまげてしまい、
負けられないのだ。
でもたぶん、それは駄目なやり方なんだろうね。
自分を戒める意味でも、
覚えておきたいと思った。
「能力の差は小さい、
努力の差は大きい、
継続の差はとても大きい、
習慣の差がいちばん大きい」
覚えておきたい言葉も書いてあった。
読んでよかった本。
本当に。
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こちらは、有名なお二人による共著。
精神科医は、「漫画でわかる心療内科」でおなじみのゆうきゆう先生、
マンガは、「いまごろそいつパフェとか食ってるよ」でおなじみのJam先生。
どちらの先生の著書も好きなので、
とても読みやすかった。
怒りは90秒ルールとか、
全力の1回より小さな習慣とか。
いろいろ参考になる考え方だった。
でも一番私がはっとしたのが、
プチ依存は存在しない、
というところ。
少しなら大丈夫、と思って続けていると、
永遠に依存は治らない、ということ。
本当に辞めたいならば、
その一切をしてはいけない。
少しでもしたなら、それはやめられない、ということ。
例えば、禁煙など、
少しでも続けていれば、
それはやめられないということ。
人に付き合う時だけ、お給料日だけ、と言って、
多少のゆるみをもたせると、
いつまでも依存から抜け出せないということ。
この文を読んだ依存が怖くなり、
今現在、私はコーヒーを断っている。
出来る限り、飲まないようにしている。
たまに、今日ぐらいは、たまには、
と思う時もあるが、
すぐに脳内で否定する。
周りに飲む人がいても、
私は飲まない。
どこまで断てるか分からないが、
今は自分を甘やかせる飲み物として、
コーヒーを断ってみようと思っている。
この本を読んだ、そう決心してみた。