こんにちは、冬菜かしこです。
今日は昨日とは打って変わって、強風ながらも青空の一日です。
昨日は朝からの雪やら、その後の雨やらで、一日中お天気が良くなかったですが、
主人が張り切って手作りパンを作ってくれました。
ホームベーカリーでパン生地を作って、成形して発酵して焼く方法です。
今回は「ロールパン」です。
このロールパン、実は我が家ではあまりテンションが上がらないパンです。
それは、なぜか。
そう、いまだかつて成功したことがないから。
食パンはいつもだいたい成功しているのに、
なぜかロールパンはうまくいきません。
どのような様子かというと、まず、ふくらみすぎて、
隣同士のパンがひっついて、手をつないで、一体化しています。
それをはがして、ひとつずつのパンにして食べるのですが、
なんだかぱさぱさしています。
まるで重たい肉まんのような風貌のロールパン。
でも肉まんではないので、ふわふわしていません。
ちょっと、ふわふわ感が足りない、ちょっとしっかりしてる感じ。
別においしくないわけではないです。
ただ、ロールパンって、「何もつけなくても、焼かなくても、いけるよね」
という印象なので、そういう気持ちで食べると「なんか、違う」という感じです。
なので、マーガリンしっかり塗って、
飲み物をしっかり飲んで、いただきます。
そんな感じのロールパン作りが二回ほど続き、
「ロールパンは、止めといた方がいいかな」
という雰囲気が我が家で漂っていた頃に、まさかのロールパン。
「だって、少し前にロールパン作ったじゃん。
それでまた前回も、うまいこといかなかったじゃん」
という気持ちを、そっと胸にしまい込み、
主人の気持ちを尊重して作ってもらいました。
「二度あることは、三度ある」ということわざと、
「三度目の正直」ということわざと。
今回はどちらなんだと、はらはらしながら
「ロールパンの行方」をそっと見守っていました。
しばらくして主人の方に様子を見に行くと、
いつもとは違う形に成形されたパンの姿が。
なんだかいつもより「しゅっ」としていますよ。
いつもは重たいまんまる肉まん型になっていましたが、
今日は今のところ、ロールパンの風貌をしていますよ。
いやでもテンションが上がっていきます。
まさか。まさか。まさか。
「三度目の正直」来たー？
主人と二人でニヤニヤしながら、
最後の工程「パンを焼く」に入ります。
レシピ通りに「オーブン」で焼くも、なかなかいい焦げ色になりません。
コーヒーを用意して、おやつも用意して、
何十分もかけて焼いていきます。
それでもなかなか、焼き色はつきません。
もう待てない主人と私は
「オーブントースターで行こう！」と決め、
こげない程度に、様子を除きながら、オーブントースターで焼いていきます。
そして焼き色を見極めていきます。
「そろそろ焦げるから、もうストップ！」と私が判断して、
いよいよパンを取り出しました。
「ロールパンになっていますよー！！」と叫びたくなるくらい、
いい感じの焼け具合になっていました。
（若干焦げていますが）
どこからどうみても、あの重い肉まんの姿はありません。
見るからに、ふっくらしていて、
「絶対やわらかいやつっ！」と一目でわかるいい姿でした。
待ちくたびれていた二人娘を再び呼んで、
家族四人で「いただきまーす」。
おいしい、の声があちこちから聞かれます。
ホント、おいしい。
これ、これ。これを待っていたのですよー。
まずは何もつけないでぱくり。
次はマーガリンを塗ってぱくり。
もうひとつおまけにぱくり。
すでにおやつの時間を遠く過ぎ、
時計は午後５時を過ぎていました。
もうすぐ夕食だよねということも、少し頭から離しておきました。
だって、おいしかったんですよ。
そうして、昨日のパン作りは終わりました。
昨日のパンの残りは、今朝の朝食でいただきました。
ちょっとぱさついて、ちょっと固くなったパンは、
夕食の残りのトマトシチューに浸しておいしく頂きました。
手作りロールパン作り、あきらめないで良かったです。
まあ、作ったのは私じゃなく、主人ですけどね。
『継続は力なり』ということで。
ごちそうさまでした！
明日も良い一日になりますように☆
