こんにちは、冬菜かしこです。
今日は朝からあたたかな日差しの一日でした。
さて11月も終盤にはいり、街はすっかりクリスマスモードです。
お店にはあちらこちらにクリスマスツリーが飾り付けられ、
ツリーにかける小ぶりな飾りや、
華やかなわっかのクリスマスリースや、
雪だるまやサンタクロースの置物や、
赤いポインセチアの鉢植えが、
にぎやかに並んでいます。
そろそろ出してもいいころかな。
そう思い、少し前に、我が家もクリスマスツリーを準備したという次第です。
私の背丈以上の高いツリーは、昨年の季節の終わりに購入したものです。
次女が「クリスマスツリーがほしい。背が高い奴がいい」
と言ったので、ぶらぶらとジムの帰りにウインドウショッピングしていて
見つけたものです。
季節の終わりだったので、定価の1割くらいの値札が付いており、
「これはいい」と即決してレジに持って行きました。
実はお店のディスプレイ用に飾られていたもの。
全ての飾りや電飾が付いて、とてもお買い得価格だったのです。
店員さんにツリーの購入したい旨を伝え、
「いいお買い物ができたな」とレジ業務を見ていると、
「○○円です(定価の1割の半額)」と言われました。
んっ?何かの間違いじゃないのかい?そんなわけないでしょ?
ありえない少額に私が少々固まって、
「○○円ですよね?」と伝えると、
「今日、半額になったんです」と店員さんが教えてくれました。
本当にいいのだろうか?という低価格で、
私は素敵なツリーを手に入れてしまいました。
家に帰り二人娘にツリーを買ったことを伝え、
言わなくてもいいのに、値段までしっかり言い、
「いいお買い物ができた」とほくほくしていたのですが。
今年「そろそろ、クリスマスツリーを出すよ」と言うと、
二人娘は二人して、
「あの、激安のクリスマスツリー?」と言ってきました。
えっ?
確かに激安だったけどさ。
それを口に出して言う?
言わなくってもいいじゃーん!
と思いながら、まあ、
「お買い物上手ってことでいっかー」
と開き直り、ツリーを用意しました。
今年は何も飾らずに、ツリーを出しておきました。
そばには「飾りつけ一式」を置いて。
案の定それを見つけた娘たちは、
「クリスマスツリーを飾りたーい」と言い、
私も一緒に飾りました。
赤いリボンに白い綿。
キラキラのプレゼント箱に丸いボール。
メリークリスマスのプレートは次女が背伸びをして飾りました。
私は金色のヒラヒラモールと、電飾をぐるっと回して飾りました。
なんでもないツリーが、一気に華やかな装いとなり、
クリスマスと言う特別な日に向けた、
楽しい雰囲気をかもしだしてくれました。
「キリスト教徒でもないのに」
とも思います。
「実は普通の日なのに」
とも思います。
それでも町中がうかれるこの季節の楽しい行事には、
特に理由がなくとも、
参加して浮かれた気持ちになりたいってものなんです。
自分が子供の頃、
小さな小さなクリスマスツリーに母が電飾を飾って、
それは特別な喜びにあふれていたのだと、
今でも胸をあたたかくするように、
私も二人娘たちと、
何でもない一日を、特別な日だと思って、
「ハレの日」を祝いたいと思うのです。
年がら年中、美味しいものを食べて、
年がら年中、きれいな洋服を着て、
年がら年中、楽しい外食をして、
年がら年中、楽しいことをして。
特に不服もないこの平和な日常でも、
時に大変なこともあり、
時にしんどい時もあり、
昔に比べれば恵まれているとはいえ、
自分自身にとっては精一杯生きているこの日常に。
たまには息抜きをして、
「浮かれていい日だよ」と思うその一日が、
気持ちの上でとてもうれしい事だったりするのです。
あと何十年かして、
昔を振り返った時に、
この子たちは今年のクリスマスを思い出してくれることがあるのでしょうか。
一つ一つの思い出は薄れたしまったとしても、
何となく楽しかったという胸の暖かさを、
感じてくれたならいいなと思っています。
サンタさんに何のプレゼントを頼むのかを真剣に考えて、
クリスマスケーキをチョコにするか生クリームにするか真剣に悩んで、
そんな平和な悩みを真顔で言ってくることが、
私にはとてもうれしいことなのです。
サンタさんにお手紙を書いたこともあったね。
スポンジだけ買って、3人で生クリームと缶詰の果物で
デコレーションしたケーキを食べたこともあったね。
お店でチキンを買ったこともあったし、
鶏モモ肉で美味しいから揚げを家で揚げたこともあったね。
全てを覚えてはいないけれど、
どれも楽しかったということは、
しっかりと覚えていますよ。
今年はどんなクリスマスになるのでしょうか。
また楽しい一日になるのでしょうか。
それは家族4人の気持ち次第。
楽しもうという気持ちがあれば、
きっと何でもないことも、素敵なイベントになるはず。
何気ない毎日の中の、ささやかなイベントを。
今年も張り切ってこなしていくとしましょう。
ひとまず、今はまだ信じているサンタさんを、
このままでいられるように細心の注意を払いながら。
明日も面白い一日になりますように☆