こんにちは、冬菜かしこです。
今日は暖かい陽気の一日で、上着もいらないくらいです。
さて、おととい二人娘がそろって療育に行きました。
いつもは、土曜日は次女の療育が隔週であるのですが、
先週は空きがあるとのことで、「どうですか?」と言っていただいたので、
仲良く一緒に行くことになりました。
「冷めた白ご飯は嫌いー」とか、「家のおにぎりはいやだー」とか、
いろいろ苦情が来る我が家のお弁当事情のため、
最近はパン屋さんの調理パンとか、コンビニのおにぎりとか、
購入して渡していた我が家です。
いろいろ「食べてもらえるもの」を考えるのも面倒になり、
「間違いなく食べてもらえるもの」にしていたのです。
でも、ここのところ色々と物入りで、
予想外の出費も続いているため、先週が買うのをやめることにしました。
と言っても、冷めた白米も、自前のおにぎりも、手作りサンドイッチも、
「いやだ、いやだ」の大合唱の我が家なので、
どうしようかと頭を悩ませていました。
そこで考えたのが、じゃーん!この便利グッズです。
いつもいくスーパーに並んでいるのを見かけて、
「だめもとで、一度試してみよう」と思い立ちました。
だいたいにおいて、載り好きな二人娘なのです。
週末の手巻き寿司では、とことん、数をこなして食べまくる二人なのです。
それは、もう、4人で2合半のご飯がいつもからっぽになるほどに。
そこで、ものはためし、とばかりに、
挑戦することにしたのです。
一応、作る前に二人に「これ、どう?」と問うてみると、
「わあー、コンビニみたいー」との好感触。
コンビにそっくりのパッケージに、わりと反応が良かったです。
これは、なかなかに期待できそう、と私も一気にヤル気になりました。
おにぎりシートに手巻き寿司用ののりをはさみこみ、
シートの上半分に、少し小さめの塩昆布入りおにぎりをのせ、
三角形にぱたぱたと畳み込んで、付属の止め用シールをはり、
あっというまに完成しました。
作り方の紙を見ながらしましたが、
コンビニのようにきれいな三角形にはならず、
ずんぐりな形になりましたが、一応、それらしくは仕上がりました。
出来上がらも娘たちに見せ、テンションをあげてもらい、
いざ、弁当の手提げの中に入れました。
別途弁当用に作ったおかず、
ゆでウインナーと海老のから揚げ、
デザートにはカットパインを入れ、
今回は全て二人が好きな物三昧のお弁当が完成しました。
そして、二人は療育に出かけ、
私は「おにぎり食べてくれますように」と祈りながら、
二人を見送りました。
さて、夕方。
元気いっぱいに療育から帰宅した二人娘に、
「おにぎり食べられた?」と聞いてみました。
すると、「食べたよー」のお返事が返ってきました。
でも、そこで安心する母ではありません。
「食べたよー」は、必ずしも「完食したよー」とはならないのが常なのです。
いつもぬか喜びをするので、今回は慎重にお弁当箱を確認しました。
すると、なんというーことでしょうー!(リフォーム番組風に)
中身を入れ忘れたかの如く、
何も入っていないお弁当箱が現れたではありませんか。
デザートやおかずはもちろん、おにぎりもきれいに完食しているではありませんか。
「おにぎり、全部食べられたんだねー」と言うと、
「全部食べたよー」とのお返事。
感無量でした。
「お母さんの作った、家のおにぎりは嫌い」
という、気持ちのへこむ言葉を、何度耳にしたことでしょう。
「のりがべちゃべちゃ、なんだもん」とか、
「コンビニのと、なんか、違う」とか、
「冷めたらおいしくない」とか、
あんまり言われすぎて、すっかり自信を無くしていた私。
ようやく、「食べてもらえる喜び」を思い出しました。
「(心の声)うれしすぎるぜっ!」
完食の喜びを一人で嚙み締めました。
完食してもらえるって、幸せです。
うちの二人娘たちは、「好きな食べ物」だからと言って、
連続して作るとすーぐに飽きてしまい、
「もう、飽きた、食べない」となってしまいます。
だから今回の「お家でコンビニおにぎり」もいつまで持つかは分かりません。
ずっと食べてくれるかもしれないし、
あっと言う間に飽きて食べなくなるかもしれません。
だからのんきにしては、いられません。
今回のコンビニおにぎりシートにばかり頼っていたら、
痛い目に合うかもしれません。
毎回毎回こればかりでなく、
他のものも考えていかないだろうとは思います。
とはいえ、やはりうれしいことに変わりはありません。
しばらくは素直に喜んでおこうと思います。
偏食の娘たちの要望は難しいです。
それでも、だからこそ食べてくれた時の喜びも大きい。
そういうことにしておきましょう。
たかがお弁当。
されどお弁当。
これからもお弁当を完食してもらうためのママの挑戦は、
まだまだ続いていくのです。
明日も楽しい一日になりますように☆