冬菜かしこの「小学生、中学生と遊んでみたり、学んでみたり」の日々

二人娘と一緒に遊んで、学んで、楽しんでいるアラフィフ小学生ママの記録です。

サザエさんの歌

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こんにちは、冬菜かしこです。

今日は朝から雨の降る、寒い一日です。

 

「春休みにどこか行きたい」との二人娘の言葉で、

昨日は大型ショッピングモールに行ってきました。

自転車で片道15分、子供連れなら20分ほどはかかる、

わりと距離のある場所です。

それでも「自転車でいいから、行くー」というので、

お昼ご飯を食べて、自転車に乗り、暖かい風を切り、

行ってきたのです。

 

最初はショッピングモール内の洋服を見て、

半そでがいいかなーなどとはしゃいでいました。

そして次に、次女の行きたかったゲームセンターに向かいました。

でも。

もうすぐゲームセンター、というところで、

私は、ふとあることに気が付きました。

 

「あれ、お財布を忘れてる?」

リュックの中を確認すると、やはり財布がありません。

まさか、そんなことって、ある?

いやいやいや、そんなこと。

 

そこで気が付きました。

朝、ジムに行った時、エアロビクスのフロアには、

財布を持って入りませんでした。

だから、財布以外のものを小バックに入れて、

今日はそのまま小バックの中身を持って来たんじゃない?

だから、外出用のリュックの中に入れてないんじゃない?

 

その時はっきりと確信しました。

「絶対、ジムのカバンに財布を入れている」

 

その時。

私の頭の中に、あの有名な

国民的アニメのオープニングテーマソングが流れました。

 

かいものしようと町まで でかけたが さいふを わすれて ゆかいなサザエさん

 

二人娘に事情を説明し、私一人がダッシュで取りに帰ろうかと尋ねるも、

「一緒に行く!」との一点張りでした。

そりゃそうだよね、ごもっとも。

結局、3人で帰宅することとなりました。

 

延々とぐちぐち言う次女に、

最初は「ごめん、ごめん」と言っていた私も、

あまりのぐちぐちの長さに閉口して、

「じゃあ、どうすればいいの?」と半ば投げやりになりました。

 

「もう、いいよっ!」とさらに次女に怒られ、

3人で黙々と自転車で自宅へと向かいました。

3分の2ほどの距離を走ったところで、

途中に私の借りている市民農園があるのに気づきました。

市民農園まで来ると、そこで二人に待つように言い、

私は一人で自宅へと猛ダッシュで行ってきました。

 

そのあとようやく財布を手にして、晴れて、

ショッピングモールに戻ることが出来ました。

 

さいふを わすれて ゆかいなサザエさんっ♪ 

 

と笑っているのは歌の中だけです。

間違っても、なごやかに笑える状況にはなりません。

実際に財布を忘れると、えらいことになります。

取りに帰るとしんどいし、

家族には怒られるし、

とんでもないことになります。

身に沁みました。

 

さて、そんなこんなで到着したショッピングモールですが、

結果としては楽しい時間となりました。

 

まずはご機嫌斜めになった次女のために、

ゲームセンターに行き、アイカツのゲームをしました。

今日は二人に、500円ずつのおこづかいをあげているので、

しっかり2ゲーム、楽しんでいました。

 

その後は長女の希望でおいしいパン屋さんに行きました。

パン好きの長女は、どれにしようかと嬉しそうに迷いながら、

ピザのような形のパンを購入して、ほくほく顔で喜んでいました。

 

そのあと、食料品コーナーでジュースを調達し、

フードコートへと向かいました。

本当はドーナツを買う予定でしたが、おやつの時間ということもあり、

20~30人くらいの大行列が出来ていました。

 

1分ほど並んだあと、どうにも列が進まないので、

「こりゃ、だめだ」となりました。

そこで、クレープの日(毎月9のつく日)に、ちなんだ330円均一が

今日も続いていたクレープ屋さんに変更しました。

甘い生クリームとブラウニー、冷たいアイスに、

もちもちっとした生地が、何とも言えずおいしかったです。

 

その後、以前に私がしたことのある「ウオーターサーバー会社のイベント」の

「アンケートでカプリコをプレゼント」をしていたので、

また参加しました。

本当は一回のアンケートで一個プレゼントのところ、

女性店員さんがおまけしてくれて、

カプリコ2個をくださいました。

 

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ショッピングモールを出たあとは、途中市民農園に寄り、

めいっぱい花蕾がでまくっているブロッコリー

娘たちに収穫してもらいました。

「ままごと用に、菜の花も切っていいよ」

と私が声をかけると、

「ままごとには、しないけど」と言いながら、

次女がたくさんの白菜の黄色い花を切っていました。

 

「ままごとじゃないとしたら、なににするの?」と私が聞いても、

「ないしょ」というだけで、教えてくれない次女。

「このままじゃ持って帰れない」と言うので、

菜の花を新聞紙で包んであげました。

 

すると、その花束をそのまま私に渡してきました。

「はい、花束。お母さんにプレゼント」

 

言葉が出ませんでした。

財布を忘れて怒られまくっていた私なのに。

あんなに怒っていた次女なのに。

どうして、こんなにかわいいことをしてくれるのでしょう。

きっと私はその時、わりとまぬけな顔をしていたと思います。

 

昔、昔。

次女が赤ちゃんから幼児へと変わるころ。

多分一歳くらいだったんじゃないかな。

手足の骨がしっかりしてきて、

抱っこした時に骨がかたいのを感じた時。

「ああ、もう赤ちゃんではなくなるのだな」と、

少し寂しい気持ちになったものです。

 

乳臭い赤ちゃんのにおいがしなくなり、

だんだん自分で動けるようになることが、

ママから離れていくような気がして

ちょっとだけ残念な気持ちになっていたものです。

 

だけど。

その時にはこんな風に

娘が花束をプレゼントしてくれるなんてこと

想像もしていませんでした。

こんなにもうれしいことがあるなんて、

思ってもいませんでした。

 

ああ、そっか。

何かを失うってことは、

何かを得るってことなのですね。

赤ちゃん時代ならではの、可愛さを失うってことは、

赤ちゃん時代には出来ない、楽しさを得るってことなんですね。

 

長女はもうすぐ小5になります。

高学年になるということは、

小学校生活があと2年ほどで終わるということです。

「ずっとずっと、小学生でいてくれたらいいのに。

小学校を卒業しなければいいのに」

と思っていたのですが。

 

もしかしたら。

小学生時代ならではの、楽しさを失うってことは、

小学生時代には出来ない、楽しさを得るってことなのかもしれないですね。

 

そうだとしたら。

小学生を卒業することは、寂しい事ばかりではないのかもしれないですね。

 

サザエさんは永遠にサザエさんで、

タラちゃんもワカメちゃんもカツオくんも、

永遠にそのままだけれど。

 

うちの二人娘に永遠はなく、

ずっとずっと成長をし続けていきます。

出来ればそのどれをも、

心の隅っこに残しておきたいと願ったりしています。

そしてまた、娘の心の隅っこに、

ママとの色んな出来事が、

残っていたらうれしいなと願ったりしています。

 

おっちょこちょいのママだけど、

これからもどうぞよろしくね。

大好きな二人娘さん。

 

明日も楽しい一日になりますように☆